牛乳パックのひみつ
2024-08-21 15:42:44

日本テトラパック、理科教材を文部科学省から選定受け無償提供へ

日本テトラパックが新たに制作した理科教材



日本テトラパック株式会社が制作した小学生向けの理科教材「地球環境のためにできること〜ある牛乳パックのひみつ〜」が、文部科学省に選定され、全国の小学校に向けて無償で提供されることが決定しました。この教材は特に小学校6年生の理科教育に焦点を当てており、子どもたちが持続可能な社会について考える手助けを目指しています。

学習指導要領に基づいた教材制作の背景



小学校の学習指導要領において、2017年に改訂され、新たに「人は環境と関わり、工夫して生活していること」という内容が追加されました。これは子どもたちにとって、自らの生活を振り返り、環境との関わりを意識するための重要なステップです。日本テトラパックは、この理念を反映させる形で教材を制作しました。

本教材では、特に学校給食で使用される牛乳パック「テトラ・ブリック®」を題材にしています。この牛乳パックは、2023年3月から植物由来のポリエチレンを使用した新しい素材で製造され、化石由来プラスチックの削減に寄与しています。この取り組みを通じて、子どもたちが身近な素材について学び、どう行動すれば地球環境を守れるかを考えるきっかけを提供します。

教材の内容と構成



教材セットは、動画教材(DVD)、児童用冊子、教師用手引書から構成されています。
1. 動画教材(約12分): 「テアリー」というキャラクターと共に、牛乳パックに隠された環境保護の秘訣を探ります。
2. 児童用冊子: 学んだコンテンツをより深く掘り下げるための資料。
3. 教師用手引書: 学習指導案やワークシートが含まれ、先生が授業で活用しやすい内容になっています。

また、ドキュメンタリー形式で、地球温暖化の原因や影響、化学的な知識を紹介しながら学校給食用牛乳パックの製造過程やリサイクルの重要性についても説明されます。

教材の配布について



配布は2023年9月から始まり、全国の約700校に無償で提供される予定です。この教材は、環境との関わりを意識して「自分ができること」を考えるための手助けになることでしょう。申込みは2024年10月31日まで受け付けており、先着順で提供されるため、お早めの申し込みが推奨されます。

環境教育への企業の取り組み



日本テトラパックでは、教材制作だけでなく、社員による特別授業を全国の学校で実施する「出前授業」も行っています。また、特設サイトを通じて、リサイクルや環境について楽しく学べる資源を提供しています。このような取り組みを続けることで、子どもたちに地球環境保護や持続可能な社会の形成について意識を高めていきたいと考えています。

まとめ



日本テトラパックの新しい理科教材は、子どもたちにとって身近な牛乳パックを題材に、環境教育を進める貴重な機会となります。持続可能な社会を築くためには、次世代の意識と行動が欠かせません。この教材が、その第一歩となることを期待しています。


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会社情報

会社名
日本テトラパック株式会社
住所
東京都港区元赤坂1-3-13 赤坂センタービルディング16F
電話番号

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