成田空港に新たな選択肢、訪日客向け「WorldWide eSIM」
2024年12月1日、成田空港第1ターミナルに世界初のeSIM販売専用キオスクが設置されました。このキオスクは株式会社SKYが開発したもので、海外旅行者向けの新しい通信方法として注目を浴びています。これまでのWiFiレンタルや物理SIMとは異なり、eSIMはスマートフォンに新たなデータプランをダウンロードする形式で、手軽に利用開始できる点が特徴です。
旅行者にとっての利便性
この新しい販売方式は、特に訪日客にとって非常に便利です。以下のような利点があります。
- - 即時利用可能: 事前の受取や郵送が不要で、オンライン手続きのみで開通できます。
- - 持ち運び不要: ルーターや物理SIMを携帯する必要がなく、紛失の心配もありません。
- - 複数回線の利用: 日本のSIMをそのまま使いつつ、現地のプランに簡単に切り替えられます。
- - コスト効率: 利用日数やデータ量に応じたプランを選べるため、無駄なく利用可能です。
- - 環境への配慮: 物理的なSIMカードが不要となるため、製造や廃棄の環境負荷も軽減します。
先進的なeSIMは、特にアメリカのiPhone14以降のモデルで物理SIMスロットが廃止されるなど、今後ますます普及が見込まれています。これに伴い、SKY社は「WorldWide eSIM」を通じて、海外旅行者にとっての選択肢を豊富に提供していきます。
キオスクの操作方法
このキオスク端末では、以下の手順で簡単にeSIMを購入可能です。
1.
プラン選択: 利用日数やデータ量を事前に選びます。
2.
決済: クレジットカードやQRコード決済など多様な決済方法に対応。
3.
メールアドレス入力: QRコードと設定手順のリンクを受けるためのメールアドレスを入力します。
4.
QRコード印刷: 購入したeSIMのQRコードが印刷されます。
5.
利用開始: スマートフォンでQRコードをスキャンし、簡単な手続きで通信が可能になります。
特徴と展望
この「WorldWide eSIM」キオスク端末には、国際特許を取得したアクティベーションシステムが搭載されており、多言語(日本語、英語、韓国語)対応している点も評価されています。また、全ての手続きが無人で行えるため、訪日客が簡単にアクセスできます。
2025年には全国展開を目指し、さらなるサービス提供が期待されています。SKY社は、端末1台あたり月300万円の売上を見込み、100台の設置を計画しています。
この新しい販売スタイルは、訪日客とのコミュニケーションをよりスムーズにし、旅行の楽しみを更に広げていくことが期待されています。
会社情報
株式会社SKYは2009年に設立され、成田、羽田、那覇の各空港でJ WiFi & Mobile®ブランドを展開しています。連絡先は
[email protected]で、詳細情報は公式サイト(https://www.pre-esim.shop/)でご確認ください。