新刊の紹介:『その、しんどさは「季節ブルー」』
2025年9月30日、株式会社日本文芸社から新たな書籍が登場します。その名も『その、しんどさは「季節ブルー」』。著者は過敏性研究の第一人者であり、精神科医の長沼睦雄氏です。この本は、季節ごとの心身の不調を解消するためのガイドブックとなっています。
季節ブルーの正体とは?
あなたは季節の変わり目に、なんとなく気分が沈んだり、体調が崩れることはありませんか?秋になると理由もなく落ち込んだり、冬に心が鬱々となったり、春先はイライラが募るというような体験は、多くの人にとって珍しくない現象です。
このような“不調”は、気のせいや怠けとは異なり、自然界のエネルギーの変化に対する心身の反応に過ぎないのです。この状態は「季節ブルー」と呼ばれ、長沼氏によると、近年多くの方々がこの現象を感じています。
季節ブルーのサインを読み解く
本書では、季節ブルーには「心のサイン」と「体のサイン」が存在することを強調しています。まずはそれに気づくことが重要です。「なぜ季節の変わり目に、不調が現れるのか」という根本的な原因を探り、具体的なセルフケアの方法を提示するのが本著の目的です。
著者の専門性とアプローチ
長沼氏は、過敏性や慢性機能性疾患の研究において第一線で活躍してきた精神科医であり、視点を西洋医学と東洋医学から融合させることに努めています。これは、季節が心身に及ぼす影響を詳しく解説し、現代人のライフスタイルに合ったセルフケアを提案するためです。
誰が季節ブルーになりやすいのか?
本書では、季節ブルーの影響を受けやすい人々の特徴についても詳しく取り上げています。
- - 感情面: 責任感が強く、完璧主義の傾向が見られる。
- - 生活面: 生活リズムや睡眠、運動、食生活における乱れ。
- - 体質面: 遺伝的要因や身体的な弱点。
- - 年齢面: 加齢に伴う身体の変化。
これらの項目に当てはまる場合、心身のバランスを崩しやすいかもしれません。
本書の特徴と内容
- - 季節の変わり目に心と体が不調になるメカニズムの解明
- - 未病の段階でのセルフケア方法の提案
- - 複雑な原因を持つ症状への対処法
- - 「五臓六腑」や「気」など、身体と季節の関連を理解するための概念解説
- - 気圧や季節に応じたリズムの重要性
- - 季節ごとの効果的なセルフケア法の提供
- - ストレスを軽減するための具体的なアクションと方法
この書籍は、読者に寄り添いながら、自分自身を大切にすることの重要性を訴えています。無理のない範囲で少しずつ取り組めるアイデアが豊富にあり、心身の健康を維持するお手伝いをします。あなたの心に寄り添う、まるでお守りのような一冊となるでしょう。心が穏やかになり、自愛を促すこの本を、ぜひ手に取ってみてください。
著者プロフィール
長沼 睦雄氏は、十勝むつみのクリニック院長であり、精神科医です。北海道大学医学部を卒業後、脳外科研修を経て神経内科に進みました。その後、障害児医療の分野でキャリアを積み、現在に至っています。彼は西洋医学の枠を超え、東洋医学の知恵を取り入れた治療に挑戦し続けています。
著書には多くの著書があり、特に『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』や『子どもの敏感さに困ったら読む本』などがあります。
書籍情報
- - 書名:『その、しんどさは「季節ブルー」』
- - 著者: 長沼 睦雄
- - 定価: 1870円(税込)
- - 判型: 四六判
- - ページ数: 224ページ
- - ISBN: 978-4537223125
- - 発売日: 2025年9月30日
本書は全国の書店やオンライン書店で購入可能です。心身ケアのための充実したガイドとして、多くの方々に役立つ内容となっています。