広告疲れを打破する新たな試み
2025年12月2日から4日、東京のシェラトン都ホテルで開催された「広告ウィークアジア2025」で、デジタル広告プラットフォームのGumGumが、パートナーのブレインスリープ、及びFASTチャンネルと共にパネルディスカッションを行いました。情報が氾濫する現代において、ブランドが消費者に効果的で心地よいメッセージを届ける方法を模索しました。
GumGumは、今この瞬間のユーザーの気分や興味に寄り添う広告アプローチを提案。特に、ブレインスリープとのコラボレーションにより、「脳が眠る枕」という独自の商品のプロモーション活動の一環として、インビデオ広告を展開しました。この新しい広告フォーマットは、視聴体験を邪魔せず、自然に挿入されるため、消費者にとってストレスが少ないという特色があります。
インビデオ広告の具体的な展開
ディスカッションでは、GumGumの新しいCTVフォーマット「インビデオ広告」の重要性についても触れられ、これは番組のシーンに合ったクリエイティブが視覚的に重なり、視聴者の注意を引く新しい手法です。ブレインスリープのブランドプロモーションユニットの渡邊淳一氏は、こうしたアプローチが彼らのマーケティング方針に一致することを強調しました。特に重要なのは、ユーザーの心理状態と寄り添うコミュニケーションデザインで、これが成功の鍵であると述べました。
実際、約57.4%の消費者が動画広告に対して不快感を覚えるという調査結果が示されており、広告業界の課題が浮き彫りになっています。これに対抗する手法として、新しいインビデオ広告がいかに有効かを示すために、パネルの中で参加者が突然「フリーズ」し、その間に流れるブレインスリープの動画広告が、その違和感を体現しました。
CTV市場の成長と新たな可能性
また、急成長するCTV市場についても議論が行われました。アメリカでは、テレビ広告費の約3分の1がCTVにシフトしており、今後もさらなる成長が予測されています。GumGumのCTOであるケン・ウィーナーは、なぜインビデオ広告が考案されたのか、そのきっかけを家族との映画鑑賞からのエピソードを交えて説明しました。若い世代がインストリーム広告を受け入れないことに気づき、どのように広告を巧みに埋め込むかに注目が集まりました。
FASTチャンネルとの連携が生んだ成功
FAST チャンネルでの広告キャンペーンは、18のチャンネルのうち15チャンネルで展開され、認知度の向上を示しました。具体的には、認知度は2.9% 、興味度は1.2%、好感度も0.6%増加したとの報告があり、特に購入意向度については6.3%の増加を達成しました。これらの数値は、広告の影響を証明する明確な証拠となりました。さらに、指名検索も114%増加し、視聴者の心に響く広告の力を表しました。
GumGumの未来に向けて
「GumGumのインビデオ広告は、視聴者の貴重な時間を尊重し、自然にブランドメッセージを届けるものです。今後、もっと多くのブランドにこの新しい広告形式を広められると確信しています」とGumGumのマネージングディレクターであるセルビー健三氏は語ります。今後のマーケティング活動が注目されます。
企業情報
- - 株式会社ブレインスリープ: 睡眠医学や先進テクノロジーを基にしたソリューションカンパニー。
- - FAST株式会社: 無料広告型ストリーミングテレビを提供し、新たな視聴スタイルを形成。
- - GumGum Japan株式会社: デジタル広告プラットフォームで、現在19カ国で展開中。