神戸女子大学とFemtech Japanの産学連携が生んだ新たなフェムテックの成果
2025年4月から2026年1月にかけて、Femtech Japan(株式会社G-Place)の取り組みと、神戸女子大学心理学部心理学科とのコラボレーションによって実現した産学連携プロジェクトが注目されています。このプロジェクトは心理学部の3年生32名を対象に、「心理学研究総合演習」の中で行われ、女性に特有の健康課題をテーマとしたフィールドワークを通じて学生たちが実際の社会課題に向き合いました。
プロジェクトの展開
フィールドワークは、学生が7つのグループに分かれ、それぞれが設定したテーマに基づいてリサーチや議論を行う形式で進行しました。参加学生たちは、心理学の知識をもとに女性のウェルネスに関連する課題解決を目指し、最終的には商品やサービスの試作案をプレゼンテーションすることを目指しました。
授業の成果発表会では、各グループが提案した内容が発表され、その中には既存のフェムケア商品のパッケージをリニューアルするという実践的なアイデアも含まれていました。特に注目されたのは、授業から生まれたアイデアが実際のデザイン開発に生かされる機会につながった点です。
発展的な成果も
2025年12月、Femtech Japanが主催するイベントにおいて、神戸女子大学の卒業制作が展示されました。ここでの成果は、学生グループが手掛けた既存フェムケア商品のパッケージリニューアル案が、当該商品のメーカーの担当者の目に留まり、実際にデザイン開発に参加するチャンスを得ることとなりました。これは産学連携の成功例の一つであり、学生たちにとって貴重な経験となりました。
さらに、2025年の「Femtech Japan Award」では、学生たちのフィールドワークに関するプレゼンテーションが評価され、特別賞が授与されるなど、これらの取り組みが評価されました。
学生と教員の声
参加した学生は、「フェムテックという言葉を初めて耳にし、女性のウェルネスに焦点を当てるFemtech Japanの活動を知りました。この授業を通じてデリケートゾーンケアに関するアイデアを出し合える場があり、自身の女性特有の悩みをプラスに変えることができたと感じています。」と語っています。教員も、「学生がテーマを自分ごととして捉え、主体的に考える力を育んでいることを感じています。」と取り組みの成果を評価しました。
Femtech Japanの展望
Femtech Japanは、女性特有の健康課題をテクノロジーで解決するために設立された団体で、取り組みは非常に多岐にわたります。今後も教育機関との連携を続け、さらなるサポートを提供していく方針です。日本独自のフェムテックの発展に寄与するため、未来のフェムテックをより進化させるなかで、社会全体への貢献を目指しています。
このように、神戸女子大学とFemtech Japanの産学連携は、学生にとって実践的な学びの場を提供し、実際の製品開発にまでつながる重要な取り組みとなっています。今後の展開が益々期待されます。