公共調達の透明性向上へ、SlidePlusの新BPOサービス始動
SlidePlus株式会社は、2025年7月から政府や自治体の入札案件を支援する「開示請求BPO」サービスの提供を開始します。このサービスは、公文書の開示請求を通じて、入札での成功に向けた情報を企業に提供し、競争力を高めることを目的としています。
1. サービスの背景
公共調達市場は年間約20兆円という巨大な規模を誇るものの、多くの中小企業や新規参入者は情報へのアクセスが厳しく、不利な状況に置かれることがあります。これにより、企業は入札に参加するものの、勝ち残るための有効な情報を得られず、結果として受注の機会を逃してしまいます。「なぜあの企業が選ばれたのか?」という疑問が解消されないままでいることが多いのです。従来の公文書開示請求は専門知識と多くの時間を必要とし、多くの企業にとっては実用性が低いものでした。
2. 開示請求BPOサービスの特徴
この新サービスは、行政書士と提携し、公文書の開示請求を代行する仕組みを持っています。落札者の提案書や審査員のコメントを合法的に取得し、次回の入札戦略を考えるための分析を行います。このプロセスが可能になることで、公共調達における情報の格差を縮小し、公平な競争環境の実現を目指しています。
特長は以下の通りです:
1.
戦略の合法的な解明
- 公文書開示請求により、過去の落札者が提出した提案書を得ることができ、どの部分に重みを持たせたかを理解できます。
2.
審査員評価の可視化
- 審査員のコメントから具体的な評価基準や重視されたポイントを把握し、次回入札への具体的な戦略を取得できます。
3.
専門家による代行
- 行政書士が手続きを一貫して担うことで、企業は専門知識を必要とせず、確実に文書を取得できます。
4.
時間とコストの削減
- 煩雑な業務から解放され、本来の業務である提案書作成にへリソースを集中できます。
3. 期待される効果
このサービスによって、次回の入札成功確率を高めることが期待されます。また、落札者の戦略分析や審査員の評価傾向を把握することで、提案書の品質が向上し、企業の競争力強化につながります。さらに、専門家による業務代行によって社内の工数が削減され、コア業務への集中が促進されます。
4. 未来の展開
現在、すでにシステム開発企業や建設コンサルタントからの引き合いを得ており、正式なサービス開始に向けて準備を進めています。今後は取得した文書のデジタル化や分析機能強化、さらにはAIを駆使した戦略提案機能の追加を計画しており、入札から提案書作成までを包括的に支援することを目指します。
5. 会社概要
SlidePlus株式会社は、東京都渋谷区に本社を置き、「SlidePlus」というAI時代に求められる提案品質管理プラットフォームを企画・開発・販売しています。入札案件を支援する開示請求BPOサービスも手掛けており、公共調達の透明性向上に貢献しています。
お問い合わせ
サービスに関する詳細な情報は、
SlidePlusの公式ウェブサイトをご覧ください。お問い合わせは、SlidePlus株式会社の広報担当へどうぞ(メール:
[email protected])。