株式会社Final Aimが、2357年10月15日から17日まで米カリフォルニア州サンディエゴで開催される「Autodesk University 2024」において、同社の最高デザイン責任者である横井康秀氏が登壇することが発表されました。Autodeskは、3Dデザインや設計ソフトウェアの分野で著名な企業であり、年間で多くの専門家や企業が集まるこのイベントは、業界の知識を深める貴重な機会となります。
Final Aimは、2019年に創業し、2022年には米国に本社を設立して以降、生成AIを活かした新しいデザイン開発や知的財産権の管理に特化したプラットフォームの開発に取り組んできました。同社のデザイン・知財管理プラットフォーム「Final Design」は、特に業界内で注目を集めています。このプラットフォームは、生成AIの導入によりデザインプロセスを加速させ、スマートコントラクトを利用することでデザインの真正性を確保し、知的財産権の保護も実現しています。
2024年には、ヤマハ発動機との共同プロジェクトとして電動モビリティのコンセプトデザインも発表予定で、これにより生成AIの活用の可能性がさらに広がることが期待されています。横井氏が登壇するセッション「How Generative AI Helped Final Aim to Design a Unique Yamaha EV for Farming Terrain」では、AI技術を駆使して新たなデザインを生み出す過程や、知的財産権の保持に関する課題についても詳しく説明される予定です。
このセッションは、デザインや製造業に関わる人々だけでなく、新規ビジネスやイノベーションを推進したいと考える方々にとっても非常に興味深い内容があります。参加者には、生成AIがどのようにデザインプロセスに新しい風を運び、また、それに伴って生じる課題に対してどのように対処するかを学ぶことができる貴重な機会となることでしょう。
■ イベント詳細
「Autodesk University 2024」は、世界中のデザイン、製造、建設、エンターテインメント業界のプロフェッショナルたちが集まり、新しい知識や技術を共有し合う場です。2024年の開催では、12,000人以上の来場が見込まれており、さまざまな分野の専門家たちが集まるため、ネットワーキングの絶好のチャンスでもあります。特に、本イベントは毎年多くの応募が殺到します。その中からファイナリストに選ばれること自体、Final Aimとヤマハ発動機の連携プロジェクトが高く評価されていることを示しています。
この機会に参加して、生成AI技術の最前線を体験し、新たなネットワークを構築する貴重な体験を得てください。
■ 登壇者のプロフィール
横井康秀氏は、東京に生まれ、オーストラリアで育ちました。多摩美術大学を卒業後、ニコンに勤務した後、3Dプリントのスタートアップに初期から関与。2017年にはこの企業が大手企業にM&Aされ、その後2019年にFinal Aimを共同で設立しました。デザインと新規事業の立ち上げに従事し、2024年には自身の手によるデザインプラットフォームがローンチされる運びです。
Final Aimは、デザインとデジタル製造業領域に強みを持ち、特にブロックチェーン技術を生かしたプロジェクトで知られています。公式ウェブサイトではさらなる情報が提供されています。