ベルシステム24とスカパーJSATが合弁会社を設立、生成AIを活用したコンタクトセンター事業を推進
コンタクトセンター事業で40年以上の実績を持つベルシステム24と、衛星放送事業などを展開するスカパーJSATは、スカパーJSATの100%子会社である株式会社スカパー・カスタマーリレーションズ(SPCC)を合弁会社化することを決定しました。
今回の合弁会社化の目的は、労働人口減少や生成AIなどの新たな技術革新に対応し、顧客満足度向上と業務効率化を実現する革新的なコンタクトセンター事業を共同で推進することです。具体的には、生成AIを活用したハイブリッド型コンタクトセンターを早期に実現し、SPCCを発展させることで幅広い業界から選ばれる企業となることを目指します。
合弁会社化の背景と展望
SPCCは、「スカパー!」などのサービスのカスタマーセンター運営を通して、専門性の高いコンタクトセンター事業者として成長してきました。高品質なカスタマーサポートを提供し、顧客満足度向上に貢献しています。一方、ベルシステム24は、「スカパー!」の問い合わせ窓口業務を2000年から受託しており、両社は長年のパートナーシップを築いてきました。
今回の合弁会社化により、両社の強みを融合することで、生成AIを活用した革新的なコンタクトセンター事業を実現し、さらなる顧客満足度向上を目指します。
将来展望
ベルシステム24は、人材不足や生成AI導入の課題を抱える企業に対し、コスト削減と効率化を実現するアウトソースや提携などのニーズに対応していくことを目指します。また、「スカパー!」問い合わせ窓口を、生成AIを活用した先進的なコンタクトセンターのモデルケースとして、強力に推進していく方針です。
スカパーJSATは、今回の合弁会社化によるDX推進を通じて、顧客に提供するサービス品質の更なる向上を目指します。同時に、「スカパー!」カスタマーセンターの効率化を促進し、収益性向上に貢献していきます。
SPCCの改革実績、ベルシステム24のメソッド、リソースを合わせることで、他にはないシナジーを創出し、飛躍的な生産性向上を実現し、幅広い企業ニーズに応えていきます。
SPCCの会社概要
- - 商号:株式会社スカパー・カスタマーリレーションズ
- - 所在地:東京都品川区上大崎3丁目1番1号
- - 代表取締役社長:新巻 康彦
- - 事業内容:有料多チャンネル放送「スカパー!」のカスタマーセンター運営、他社カスタマーセンターの運営、カスタマーセンターに関するコンサルティングおよび教育など
- - 資本金:1億円
契約締結日
- - 契約締結日:2024年11月12日
- - 株式譲渡実行日:2025年1月1日
※株式譲渡実行は、公正取引委員会審査の結果において、排除措置命令の発令等、株式取得の実行を妨げる要因が存在しないことが前提となります。
企業情報
- - ベルシステム24:https://www.bell24.co.jp/
- - スカパーJSAT:https://www.skyperfectjsat.space/