最先端XR技術を搭載したロボットライド、チェルカが新たな体験を提案

新しいアトラクションの幕開け

株式会社チェルカが、次世代のテーマパーク体験を提供するための新たなコンテンツを発表しました。チェルカはXR技術とロボットライドを結合させた先進的なアトラクションの実現を目指しています。この取り組みは、茨城県つくば市に本社を置く株式会社Doogとのコラボレーションにより可能となりました。

XR技術とロボットライドの融合

従来のロボットライドは、金融機能を用い、さまざまなバリエーションで展開されてきました。ライドシューティングやライドのサウンド体験、ツアー形式のアトラクションなど、多様な体験を提供してきたチェルカですが、今回は最先端のXR技術を組み合わせ、新たなライドコンテンツを生み出しました。ハニカムラボとの提携により、今後のライドの活用方法をさらに広げていく方針です。

身近な事例としては、2019年に富士急ハイランドで展開された「無限廃坑」や、長崎県の「出島博こどもでじまはく」のホラーライドが挙げられます。今回の新しい提案は、これまでのアトラクションにXRという要素を加えることで、更なる多様化を実現し、ライドの楽しみ方を拡大することを目指しています。

メモリートレース機能の利点

新たなロボットライドには「メモリートレース」という機能が搭載されています。この機能では、走行ルートの登録や変更が可能で、速度や停車、加速、減速、ターンなどの操作がジョイスティックで簡単に行えます。高難度の設定が不要なため、さまざまな企画の展開が期待されています。特に、ライドの対戦バトル企画など、参加者同士で競える新しい楽しさを提供することも検討されています。

次回の体験展示について

次回の体験展示は、11月28日から30日まで東京ビッグサイトで開催される「レジャー＆アウトドアジャパン2023」と「イベントジャパン」のテーマパークEXPOエリアにて行われます。来場者は新しいアトラクションのインタラクションを実際に体験することができ、XR技術を駆使した進化版ロボットライドを楽しむことができます。

体験内容の詳細

特に注目されるのは、HoloLens 2を装着した参加者が、単独自走式モビリティロボット「モビリス」に搭乗し、設定されたルートで冒険をする体験です。目の前には何もない広い空間が広がりますが、HoloLens 2によって具現化されたバーチャルな景色が広がり、参加者は現実とバーチャルの境界を超えた体験をすることができます。

参加者は、「弓矢型デバイス」を使って、悪い魔法使いの呪いにかけられた動物たちを救うため、冒険の旅に出ます。全体の体験時間は約3分。異世界に飛び込むような感覚を楽しむことができ、XR技術の可能性を実感できるコンテンツです。