名古屋オフィス市場、3ヶ月連続で空室率低下!栄エリアに超高層複合施設建設で注目集まる
三幸エステート株式会社が発表した2024年6月度の名古屋市オフィス賃貸状況レポートによると、名古屋市のオフィス空室率は3ヶ月連続で小幅に低下し、4.55%となりました。
ビルグレード改善を目的とした移転などが進んでいることが要因とされています。特に「名駅」エリアでは、前月比マイナス0.5ポイントの大幅な低下となっています。
一方で、潜在空室率は6.18%と依然として高い水準です。オフィス需要は前向きな動きが中心ですが、比較的大口の需要増加が継続しており、今後の動向が注目されます。
2026年3月竣工予定の超高層複合施設「N325計画」が注目を集める
2026年3月竣工予定の「N325計画」は、栄エリアの中心部に位置する超高層複合施設です。ホテル、オフィス、シネコン、商業施設などが集積し、高さは200mを超え、中部電力MIRAI TOWERを凌ぐ規模となります。
既に複数の企業が内定しており、2025年の供給量は低水準に止まるものの、2026年には栄エリアを中心に3万坪超の大量供給が予定されています。
この超高層複合施設の建設は、名古屋のオフィス市場に大きな影響を与える可能性があり、移転を検討するテナントの注目を集めています。
三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社は、1977年5月17日に設立された企業です。企業のオフィス戦略を総合的にサポートしており、最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、幅広いニーズに対応しています。
まとめ
名古屋市のオフィス市場は、空室率の低下と潜在空室率の高さが特徴です。今後、栄エリアに建設される超高層複合施設など、新たなオフィス供給が予定されており、オフィス市場の動向が注目されます。