エル・ガールとカンコー学生服の共演で制服の未来を探るイベントが盛況に開催

エル・ガールとカンコー学生服がファッションの力で制服の未来を切り開く

2025年4月2日、東京のカンコー学生服ショールームで、「エル・ガール」が主催する「ファッションの力で変える制服の未来」が開催されました。このイベントでは、ファッションの要素を混ぜ込んだ新しい制服のアイデアを探求し、学生たちの感性を活かしたアイデアコンテストが行われました。

満ちあふれる創造性：トークセッションの様子

イベントは、CMやラジオDJとして活躍している上野智子さんの司会進行のもと、ガールズグループ「Girls²」の原田都愛さんとスタイリストの武田亜利紗さんが登壇。彼女たちは、制服とファッションの関わりについて熱く語りました。原田さんは、「高校時代、校則が厳しくスカート丈に悩んだが、年齢を重ねるうちに自分のスタイルを楽しむようになった」と言い、武田さんは「いるだけでオーラのある制服は、今やファッション誌で話題になるトレンドの一部となっている」と話しました。参加者たちは、両名の意見に耳を傾け、自分たちの制服への想いを改めて確認しました。

アイデアコンテストの挑戦

セッション後、若者たちによるアイデアコンテストが行われました。10代から20代の参加者が5つのグループに分かれ、オフの日にも使いたくなる制服アイテムについて熱く議論しました。制服の衣類、小物やバッグなど多様なカテゴリがテーマとして提示され、参加者たちは自由な発想でアイデアを練り上げました。中には、事前にデザイン画を持参したり、自分が思い描く制服像を語る参加者もおり、和やかな雰囲気でのディスカッションが展開されました。

受賞グループの発表とコメント

特に注目を集めたのは、カンコー学生服賞を受賞したEグループです。そのアイデアは、スカートの幅をランダムにした「優しい襞スカート」や、タイトスカートとプリーツの組み合わせが特徴的で、斬新でありながら現実的な視点が評価されました。審査員の吉川淳稔さんは「このアイデアには、私たちが想像しなかった学生服の可能性を感じた」と語りました。

「エル・ガール」コンテンツマネージャーの石塚愛さんも「生地やカラーが選べるという意見や、自分で結べるリボン、季節によって変わるネクタイなど、アイデアが豊富で面白い」と話し、多彩なアイデアに期待を寄せていました。参加者たちの生み出したアイデアは、実際に商品化に踏み出すことが決まり、その魅力を具現化するプロセスが進んでいます。

イベントの意義と今後の展望

菅公学生服株式会社は、「これからも、多くの声を取り入れ、制服の楽しさを届けていきたい」との意気込みを伝えました。日々のファッションと制服の融合が進む中、若い世代の新しい感性から生まれるアイデアは、今後も制服のデザインに新しい風を吹き込み続けることでしょう。そして、こうしたイベントは、次世代のクリエイターたちにとっても貴重な学びの場となっていくことが期待されています。