タスク管理アプリ
2022-03-31 10:00:26

発達障害と向き合うタスク管理アプリ「コンダクター」の魅力と背景

発達障害と向き合うタスク管理アプリ「コンダクター」の魅力と背景



発達障害を持つ当事者の声から生まれたタスク管理アプリ「コンダクター」。2022年3月28日に正式リリースされたこのアプリは、特に仕事やプライベートの作業に対する見通しを立てやすくするための機能を備えています。このアプリがどのようにして誕生し、どのような特徴を持っているのか、そしてその意義について深掘りしていきたいと思います。

「コンダクター」の特徴



1. タイムライン・タイムバーによる可視化


「コンダクター」の最大の特長は、タスクを時系列で表示するタイムライン・タイムバー機能です。これにより、ユーザーは一日の仕事ややるべきことを明確に把握できるようになり、視覚的に時間の経過を見える化することができます。残り時間が分かることで、時間の使い方を最適化し、効率的な作業が可能になるのです。

2. サブタスク設定で得られる達成感


また、各タスクにはサブタスクを設定できる機能があり、細分化された課題を一つずつクリアしていくことで、ユーザーは達成感を感じられるようになります。これにより、特に集中力が必要な場面でのモチベーション維持にも繋がります。

3. プロジェクトによるカテゴライズ


さらに、タスクは「プロジェクト」という形でカテゴライズできるため、家事や育児、日常の買い物など、仕事だけでなくプライベートにおいても非常に活用しやすいアプリに仕上がっています。これにより、生活全般をさまざまな角度から管理することが可能になるため、特に多忙な方には重宝されることでしょう。

誕生の背景


「コンダクター」は、発達障害当事者の困難を解決するイベント「ハッタツソン」から派生したプロジェクトです。このイベントで最優秀賞を受賞したことがきっかけとなり、2019年にはクラウドファンディングを経て、270名以上から約112万円の支援を集めてアプリの実現に至りました。

プロジェクトを率いたのは、就労支援の相談員である寺戸慎也氏です。彼は、発達障害を持つ方が社会での就労を継続できるためには、社会全体がこの障害に対する理解を深める必要性を強く感じていました。このアプリを通じて、当事者が直面する困難に対する具体的な解決策を提案し、より良い社会の形成を目指しています。

アプリの活用法と今後の展望


「コンダクター」の使用法については、公式noteでも詳細が発信されていますので、ぜひご覧いただければと思います。アプリは現在、iOSとAndroidの両方でダウンロード可能で、発達障害の方だけでなく、整理整頓や作業の見通しが苦手な全ての方にとって役立つツールとなることでしょう。

今後、「コンダクター」はさらなる機能追加や改善を通じて、より多くのユーザーに愛される存在となることを期待しています。また、発達障害を持つ当事者の視点からの開発が続く限り、その成果は多くの人々の生活を向上させる力となるでしょう。発達障害に対する理解が広がり、人々がより良い生活を送れることを願っています。

会社情報

会社名
フェルマータ合同会社
住所
大阪府豊中市西泉丘二丁目2469桃山台F1番館403号
電話番号
090-9992-4292

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