業界初のAI離床センサーが介護の現場に革命をもたらす

介護現場の新たな救世主 "AI離床センサー"

介護の現場での負担を軽減する新たな製品、株式会社QuantumCoreが開発した「AI離床センサー」が注目を集めています。本製品は、ベッドサイドに設置するだけで、寝ている、起き上がる、またはベッドから離れるといった動作をリアルタイムで検知することが可能です。従来のナースコールシステムやBluetooth、Wi-Fiと連携し、即座に通知することができます。この技術により、介護施設や在宅医療における見守り負荷を著しく軽減することが期待されています。

ミリ波レーダーの新たな活用

QuantumCoreは、新たに開発した「AI離床センサー」を業界初のミリ波レーダー活用ソリューション「RDQore」を基にして提供開始しました。ミリ波レーダーは、プライバシーを損なわず、かつ衛生面に優れた非接触型のセンサーです。このセンサーは電波系センサーと自社開発のリザバーコンピューティング技術を組み合わせることで、より高精度な動作検知を実現しています。

介護現場での実績

この新製品は、介護見守りシステムの事業者にOEM提供されており、すでに実際の設備導入検証が進行中です。AI離床センサーは、対象者がベッドから起き上がる前の微細な動きや、その後の行動を瞬時に検知し、転倒リスクの低減を助けます。これにより、介護スタッフは迅速に対応することが可能になります。

様々な機能と利点

1. ベッドサイド設置のみ: 小型デバイスを置くだけで導入可能です。これにより煩わしい設置作業は不要となり、すぐに利用を開始できます。

2. 多様な離床パターンの判定: 寝た状態、上体を起こした状態、完全にベッドを離れた状態を区別し、危険度の高いタイミングでスタッフに優先的に通知します。

3. 数多くの連携機能: 従来のナースコール装置だけでなく、スタッフのスマートフォンへのプッシュ通知機能も搭載。緊急時の迅速な対応が可能です。

4. OEM提供対応: すでに一社へのOEM提供が開始されており、各種介護システムと統合しやすい形での提供が実現可能です。

5. 高精度な検知: 独自AI「Qoreシリーズ」に基づく技術により、様々な環境下でも高精度な検知を行います。

CareTEX東京’25での展示

このAI離床センサーは、2025年2月3日から5日に開催される「CareTEX東京’25」にて、実機デモが行われる予定です。この展示では、実際に離床動作をどのように検知しているのかを体験することができます。また、見守りサービス事業者向けにOEM提供の相談も受け付けますので、興味がある方はぜひブースに足を運んでください。

今後の展望

QuantumCoreは、今後もリザバーコンピューティングを基にした「Qoreシリーズ」を拡張し、セキュリティやヘルスケア、産業用途など、多岐にわたる現場に非接触型リアルタイム学習ソリューションを提供していく予定です。介護・福祉現場の課題解決に向けた積極的な効果を期待し、AI開発を続けていきます。

会社情報

株式会社QuantumCoreは、東京大学の池上高志教授や公立はこだて未来大学の香取勇一教授をリサーチアドバイザーに迎え、エッジ上でのリアルタイム学習AIを実現しています。それにより、プライバシーや運用上の制約が大きい現場でも新たな可能性を提供します。

興味のある方はぜひ公式ウェブサイトをチェックし、新たな介護の未来を体験してみてください。