世界最大級のシェアサイクル「ofo」が和歌山市でサービスを開始
世界的に展開されているシェアサイクルプラットフォーム「ofo(オフォ)」が、日本国内での初の試みを和歌山県和歌山市で開始します。株式会社OFO JAPANによるこの新サービスは、2023年3月28日(水)から運用がスタートします。
和歌山市の取り組みとofoの関与
総合的な都市計画として、和歌山市では「スマートサイクルシティわかやま」を掲げ、自転車の活用を推進。経済や観光振興、環境保護など多方面からのアプローチで、快適な公共交通ネットワークを形成することを目指しています。このビジョンに賛同したofoは、便利で迅速な「ラストワンマイル」の移動手段を提供することで、市と連携し地域の課題解決に貢献する道を選びました。今後、正式な連携協定を結び、詳細なサービス内容を発表する計画です。
シェアサイクルの使い方と利便性
ofoのシェアサイクルは、スマートフォンアプリを活用した非常に便利なシステムを提供。ユーザーは、アプリから利用可能な自転車を検索し、QRコードをスキャンしてロックを解除。さらに、駐輪場を見つけたり、支払いを行ったりと、全ての操作がアプリのみで完結します。このシステムにより、通勤や通学、観光といったさまざまな利用シーンに対応します。アプリは、サービス開始に先駆けてApp StoreおよびGoogle Playで利用可能になる予定です。
また、ofoは利用者の安全を確保し、適切な利用を促進するための啓発活動も行うことを表明しています。
世界での実績と未来への展望
ofoは2014年に中国・北京で設立され、以来21の国に250都市で展開を進め、全世界で2億人以上のユーザーが活用しています。これまでに1,000万台以上の自転車を導入し、1日に3,200万回以上の利用が記録されています。これにより設けた環境保護への貢献として、324万トンの二酸化炭素排出削減、9億2,000万リットルのガソリン使用量削減に成功しています。
日本での事業拡大に向け、各都市のニーズを把握し地域ごとの特性に応じた導入を計画しています。和歌山でのスタートを皮切りに、全国各地にofoのネットワークが広がることが期待されています。
詳しい情報については、公式ウェブサイトをご覧ください(英語):
ofo公式サイト。