物流実務の効率化を目指す新たな取り組み
2025年5月、株式会社トレードワルツは貿易に関連する物流実務の効率化を追求するため、業界横断型の「物流ワーキンググループ(以下、物流WG)」を設立しました。本プロジェクトは、効率的かつ効果的な物流業務を実現するための様々な課題に取り組んでいます。
物流WGの目的と活動内容
物流WGの主な目標は、港湾、通関、倉庫、輸送といった多岐にわたる実務課題の可視化と効率化です。これを実現するために、デジタル技術と現場の知見を融合させていくことを目指しています。具体的には、トレードワルツが提供する貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」の現行機能を改善し、物流業者のニーズを反映させることからスタートします。
参加企業と協力体制
本WGは、株式会社上組、株式会社日新、株式会社フジトランスコーポレーション、三井倉庫ホールディングス株式会社、三菱倉庫株式会社といった総合物流業者が参加しています。これらの企業が集まることで、個々の業務フローでの問題点を共有し、共通の解決策を見つけ出すことが期待されます。
参加企業は、各社の業務の中で実際に直面している「使いづらさ」や「未対応領域」に対しての声を寄せ、トレードワルツが仮説として提示した機能案を基に、現場との整合性を確認しながら検討を進めています。このような参加企業間の協調によって、より実用的なサービス開発が進むでしょう。
中長期的視野での展望
物流WGは、短期的な成果だけでなく、中長期的な視点でも計画を練っています。具体的には、物流業者間での情報連携や、業界全体のオペレーションの高度化に向けた新サービスの開発についても検討が進められています。これにより、即時の業務改善にとどまらず、将来的な展望を見据えた持続可能な発展を目指します。
経済産業省の国家目標との連携
この取り組みは、経済産業省が設定した「令和10年度までに貿易取引の10%をデジタル化する」という国家目標にも寄与するものです。国全体のデジタル化が進む中、トレードワルツは、さらなる参加企業の獲得と機能拡張を通じて、多様なニーズに応える体制を整え続けます。
結語
物流WGは、新たな取り組みとして業界の変革をリードする存在へと成長し続けることでしょう。今後の進展に期待が寄せられるこのプロジェクトは、物流業界全体の未来に大きな影響を与えることが期待されています。
本件に関するお問い合わせは、株式会社トレードワルツの広報・マーケティングチームまでご連絡ください。担当:菊地、桝田、Email:
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