オンライン営業活動の投資効果を測定する新サービス
新型コロナウイルスの影響により、私たちの日常生活が大きく変わってきた中、特に製薬業界ではオンラインの活用が急速に進んでいます。従来の対面営業活動が難しくなる中、新たな営業手法としてウェブメディアへの出稿やウェブ講演が急増しています。しかし、その投資が果たして効果を上げているのか、その実態を把握することが重要となっています。そこで登場したのが、医薬情報担当者(MR)向けのオンライン営業活動の投資効果を分析する新サービスです。
オンライン営業と投資効果の分析
この新たなサービスは、オンライン営業活動の投資対効果を明確に分析するというニーズに応えたものです。具体的には、コロナ前後での営業活動の変化やウェブ講演による参加人数の増減との関連を調査し、どれだけの効果があったのかをデータで示します。この分析により、製薬企業が現行の投資が適切であるかを判断できるようになるのです。
応用される先進的な手法
今回の解析では、特定の論文モデルに基づいた手法が利用されています。具体的には「Bayesian Methods for Media Mix Modeling with Carryover and Shape Effects」(Jin et al., 2017)を応用しています。この手法は、広告の投資効果を正確に評価するためのもので、製薬業界をはじめさまざまな業界での応用が期待されています。
これまでも広告による投資対効果を測定する手法は存在していましたが、学習の収束が難しいという課題がありました。このサービスでは、代替関数を使用することでこれらの課題を克服し、信頼性の高い分析結果を提供します。
株式会社piponの物語
この新サービスを展開するのは、株式会社piponです。同社は2019年9月に設立され、「テクノロジーを活用して世の中を効率化する」というミッションを掲げてきました。これまでにも製薬業界へのデータ解析や開発業務の支援を行ってきた実績があります。
新たなオンライン営業活動のサービスによって、製薬企業が今後の営業戦略を考える際に、より具体的なデータを基にした意思決定が可能になることでしょう。
お問い合わせ
このサービスに興味がある方や、取材申し込みは、株式会社piponの広報チームまでお気軽にお問い合わせください。
オンライン営業活動が今後ますます重要視される中、製薬業界の発展に寄与するこの新しいサービスに期待が寄せられています。