FAフェス復活!
2021-12-16 10:55:24

未来の技術者を育成する!一夜限りのFAフェスが復活

未来の技術者を育成するFAフェスの復活



産業用部品の無料提供イベント『FAフェス』が、2021年12月25日(土)に2年ぶりの開催を迎えます。このイベントは、創業20年の生産設備機械メーカー、株式会社エフ・アイ・ティが主催し、学生に対して未使用の産業用部品を無料で提供する取り組みです。

FAフェスの始まり



株式会社エフ・アイ・ティは、発注ミスや仕様変更で長期在庫となっていた部品や、廃業した企業から出た使える部品が廃棄されることに着目しました。2009年には、これらの部品を必要としている企業や学生に届けるリユース事業『FA機器.com』を開始。SDGsの「つくる責任つかう責任」を意識した取り組みを行っています。

しかし、需要と供給のバランスや保管場所の制約から、処分せざるを得ない部品も出てくることが課題となり、2015年にFAフェスがスタート。学生にこれらの部品を活用してもらうことで、新たな発想を促すことを目的としています。

FAフェスの内容



FAフェスでは、単に部品を提供するだけでなく、参加者を楽しませるための様々なイベントも行われています。たとえば、部品獲得を目指してのジャンケン大会や、オリジナルTシャツの販売、撮影用パネルの設置など、多彩なアクティビティが用意されています。

過去のFAフェスには、和歌山工業高等専門学校や三重大学などから約1,000名の学生が参加し、高い評価を受けています。

  • - 和歌山工業高等専門学校の学生の声:「普段は手にしないような特殊なメカトロ部品を触ることができ、アイデアの幅が広がった。」
  • - 三重大学の学生の声:「さまざまな部品を手にすることができ、新たな刺激を得た。」

インターンシップの新展開



さらに、今回はFAフェスに参加した学生に対してインターンシップの案内を行う新しい試みも。エフ・アイ・ティでは、参加者が当社の理念に共感し、一緒に働く仲間となれることを期待しています。

代表取締役の古田貴士氏は、「高校時代にロボコンに参加していたとき、もっと多くの部品があれば素晴らしい作品が作れたはずだと感じた」と語り、学生により多くの部品を提供し、創造的なアイデアを実現する手助けをしたいと語っています。

コロナ禍での休止期間中も部品の確保に懸命に取り組んできたエフ・アイ・ティ。これまでの取り組みを通じて、次世代の技術者たちの成長に寄与することを目指しています。

参加受付はすでに終了していますが、次回は2022年2月を予定しています。最新情報はTwitter (@FAfes_) で発信中です。

会社情報



株式会社エフ・アイ・ティは、岐阜県各務原市を本社に持ち、製造設備の自動化や省力化を提案し、設計から制御まで一貫したサービスを提供。感度の高い市場ニーズへの対応や、国際展開にも力を入れており、社員数は約30名。そのうち女性が半数を占め、性別や年齢に関係なく活躍できる職場環境を整えています。新しい挑戦を続けるエフ・アイ・ティに、今後も要注目です。


会社情報

会社名
株式会社エフ・アイ・ティ
住所
岐阜県各務原市鵜沼各務原町7-64
電話番号
058-370-4003

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