建設分野における新たな革新として、株式会社アクティオが開発した「薬品自動注入装置 ADP-I」のレンタルが2026年6月から開始されます。この装置は、建設現場などで生じる濁水の処理を大きく効率化するために設計されています。
建設工事やトンネル掘削作業では、大量の濁水が発生し、これを河川や下水に放流する前に適切に処理することが法令で求められています。従来、現場の作業員はpH値や濁度を目視で確認し、手動で薬品を注入する必要があり、この作業は非常に負担が大きく、時間もかかるものでした。
そこで登場した「薬品自動注入装置 ADP-I」は、原水の条件に基づき、必要な薬品を自動で最適な量注入します。これまで現場作業員に依存していた確認作業や手動での管理を大幅に軽減し、作業時間の短縮を実現します。特に、装置は既存の濁水処理設備に後付けで設置可能なので、多くの現場で柔軟に対応できる点も魅力的です。
この自動注入装置は主に二つの機能から構成されています。一つは最適な薬品量の自動添加で、もう一つはモニタリングおよびアラート機能です。具体的には、薬品の流量を測定する流量計、残量確認用のレベルセンサー、原水の性状を測定するpH計および濁度計、そしてPLC(プログラマブルロジックコントローラー)とインバーターを備えた制御盤が内蔵されています。
これにより、pH値や濁度のデータはリアルタイムでPLCに送信され、各ポンプの動作を自動的に制御します。また、クラウド上でデータを一元的に管理し、稼働状況や薬品の残量をPCやスマートフォンでいつでも確認することが可能です。さらに、処理水に異常が発生した場合や薬品残量が減少した際には、アラートメールが自動で送信されるため、迅速な対応も実現しています。
「薬品自動注入装置 ADP-I」は、現在の労働環境における人手不足の問題に対し、業務の省人化や作業負担の軽減に貢献することが期待されます。アクティオは引き続き、「レンサルティング」のノウハウを活用し、労働環境の改善や生産性向上につながる製品やサービスの提供を行っていく方針です。
この革新的な製品により、建設現場の効率性は大きく向上し、環境への負荷を軽減することができるでしょう。アクティオによる新たな取り組みが、業界のスタンダードとなる日もそう遠くないかもしれません。