SARUCREWとAIエージェント「Godrilla」の導入
株式会社SARUCREWは、デジタルマーケティングや広告運用の業務において、最新の技術を導入することで大きな効率化を達成しています。東京都渋谷区に本社を構える同社は、自社開発のAIエージェント「Godrilla」を中心に、10体のAIエージェントが連携し、業務を自律的に行うシステムを導入しました。これにより、広告運用業務のリードタイムを最大90%短縮することに成功したのです。
AIを「組織のインフラ」として活用
デジタル広告市場は急速に成長しており、広告運用業務は一層複雑化しています。増え続ける案件や媒体により、分析や入稿、チェックなどの反復作業が運用担当者に過度に集中し、重要な戦略的な判断が後回しにされる構造が生まれています。このような問題に対し、SARUCREWはAIを「一時的なツール」としてでなく、「組織全体の基盤」として位置づけることを決断しました。
この方針に基づき、AIエージェントは通常の業務フローに溶け込み、全社員が日常的に活用できる環境が整えられたのです。これは「人を増やさずに事業を拡大する」という考え方に則ったもので、1人のスタッフにかかる業務量を削減することで、業務効率を高めています。
Godrillaの特徴
「Godrilla」は、社内でCAIO(Chief AI Officer)として位置づけられ、具体的には次のような業務を担当しています。
- - AI関連ニュースや競合動向の自動配信
- - 広告運用データの分析とレポート作成
- - 各エージェントの運用監視と調整役
- - 日程調整や社内オペレーションの自動化
これにより、エージェントは必ずしも人間の指示を必要とせず、24時間自律的に動くことができます。特に日次のデータ配信や競合分析は、既に提供されている状態で出社できるため、マーケティング担当者はもっとクリエイティブな作業に集中できるようになります。
導入成果と効果
実際に、このエージェント体制の導入により、以下のような数値的な改善が確認されています。
- - リードタイムが最大90%短縮され、従来の4〜6時間がわずか30〜40分で完了するようになりました。
- - チーム全体で月間約100時間以上の業務が削減され、余剰となった時間は新たな施策の検討やクリエイティブの改善に活用されています。
- - 会議の内容も「数字の突合」から「打ち手の議論」へと進化し、戦略的な意思決定の場として機能しています。
これらの改善によって、SARUCREWでは業務全体の質が向上し、成果が明確に感じられるようになりました。
今後の展望
SARUCREWは、今後もGodrillaを中心としたエージェントの運用知見を外部企業にも提供する計画を持っています。また、2026年下半期にはAI専門の組織を新設し、エージェント運用の体制をさらに強化する考えです。AIの開発・運用を担う人材の採用を進め、広告運用の新たな未来を切り開く意欲を見せています。
自社開発エージェント「Godrilla」についての詳しい情報は、今後も随時発表される予定です。現代の広告業界が抱える課題に対し、SARUCREWは積極的に技術を導入し、変革を遂げています。企業のデジタル化が進む中、今後もその成果から目が離せません。