働き方だけじゃない!疲れと向き合う休息術の新たな提案
2024年11月1日に発売された書籍『世界の一流は「休日」に何をしているのか』が、なんと発売からわずか1週間で3刷目の重版を決定しました。この本は、ビジネス書や実用書を手掛ける株式会社クロスメディア・パブリッシングから出版されており、既に1万3000部を超える売り上げを誇っています。著者はマイクロソフトでの経験を持ち、自ら「週休3日」の会社を経営する越川慎司さん。彼の手による本書は、休息の重要性とそれによる仕事のパフォーマンス向上を説いています。
身体もメンタルも脳も休める
最近、多くのビジネスパーソンが「しっかり休んでいるのに疲れがとれない」、「なかなか集中力が続かない」といった悩みを抱えています。この原因は一見働き方にあるように思えますが、実はその「休み方」にも密接に関連していることが本書で説かれています。
越川さんによると、世界の一流 business personは休日を「エネルギーを回復させるための主体的な時間」として捉えています。一方で、日本のビジネスパーソンは休日を「何もしない」ことが最善の過ごし方だと考えがちです。ところが、休養だけではなく、来るべき週の仕事に備えた良好なコンディションを維持するために、エネルギーチャージを意識的に行うことが求められるのです。
本書は、心身をリフレッシュし、知識を深める休日の過ごし方を示してくれます。読者から寄せられた感想には、「休日を戦略的に活用できるようになった」「趣味を再開しようと思った」「休み方を見直す機会になった」といったポジティブな意見が多いそうです。
一流ビジネスパーソンの休日の過ごし方
越川さんは、世界の一流がどのように休息を取っているかについて、いくつかの具体的な行動を示しています。まずは「十分な睡眠」。休日に「寝だめ」をするのではなく、平日と同様に7から9時間の睡眠を守ること。
次に、規則正しい生活リズムの維持が挙げられます。就寝時間と起床時間を一定に保つことで「朝型」の生活リズムを維持し、疲労を感じにくい身体を作り上げます。さらに、バランスが取れた食事が重要で、過度な糖質や脂質を避けることが、エネルギー源となるタンパク質やビタミンの摂取につながります。
運動やリラクゼーションも大切です。軽い運動やヨガ、瞑想を通じて心身のバランスを整えることが、脳をリラックスさせる助けになります。最後に、読書や楽器演奏など脳に刺激を与える活動を積極的に行うことが、脳の活性化に繋がります。
休息の重要性
脳は睡眠不足や不規則な生活習慣、ストレスの蓄積によって機能が低下します。日々の労働に追われて休息を疎かにすることは、仕事の質に大きく影響を及ぼすのです。そのため、心身をリフレッシュすることを意識的に行い、仕事に向かう状態を整えることが、この本が促しているポイントです。多忙なビジネスパーソンにとって、このメッセージは非常に説得力があります。
本書は、休暇を有意義に実践できる具体的な手法が示されているため、働く皆さんにとって価値のある一冊となるでしょう。越川さんの経験を基に、これからの働き方の指針としてぜひ手に取ってみてください。
著者紹介
越川慎司(こしかわ・しんじ)さんは、クロスリバーの代表取締役として、国内外の働き方改革を推進しています。800社以上にアドバイスを行い、教育機関での講義やオンライン講座でも多くの支持を得ており、そのノウハウが凝縮された一冊として本書が誕生しました。彼の経験と提案が、私たちの休日の過ごし方に新たな視点を提供してくれるでしょう。