自宅内除菌・消毒に関する調査結果
2024年10月1日から7日まで、マイボイスコム株式会社が実施した最新の調査によると、自宅内の除菌・消毒を気にしている人は全体の約4割に達していますが、これは2020年の調査結果と比べると減少傾向にあることが判明しました。この調査は、自宅内および手指の除菌と消毒に関する具体的な実施状況を把握することを目的としています。
調査結果の概要
調査には9,016名の回答者が参加しており、主な結果は次の通りです。
1. 自宅内除菌・消毒の実施傾向
自宅内での除菌・消毒を意識していると答えた人は、「気にする」または「やや気にする」とした回答が総じて42%を占めました。一方、気にしないと答えた人の割合もほぼ4割に達しており、特に50代から60代の男性でその傾向が強まっています。
2. 除菌・消毒をした場所
過去1年にわたり、自宅で除菌・消毒を行った主な場所は以下の通りです(複数回答)。
- - トイレ: 57.7%
- - まな板、スポンジ、ふきん: 45.5%
- - キッチンのシンク、排水溝: 約30%
- - 風呂: 約30%
特にキッチン周りの除菌は女性の回答が多く、特に50代から70代の女性にその傾向が顕著に見られます。
3. 除菌対策の理由
除菌・消毒を行う理由は「家族や自分の健康のため」が57%を占め、次いで「カビ対策」や「食中毒、ノロウイルス対策」が各30%台で続きます。この中で、新型コロナウイルス予防の意識は減少傾向にある一方で、特に家庭や高齢者・乳幼児がいる家庭では依然として高い関心が寄せられています。
4. 手指の除菌・消毒剤の使用場面
手指用の除菌・消毒剤を使用した場面では、「帰宅後や手洗い後」が39.8%を占め、「店や施設に備え付けがあるとき」が各30%前後でした。「手を洗えないが、除菌したいとき」という回答は、特に女性に多く、男性との差が顕著でした。実際に、約19%が直近1年間に手指の除菌・消毒剤を利用していないとの回答もありました。
5. 除菌頻度の変化
コロナ禍以降の除菌頻度の変化に関しては、「頻度が増えたまま継続中」とする回答が37%を占めており、「以前と同程度に戻った」とする回答が27.5%に達しています。これにより、多くの人々が新たな生活習慣として除菌や消毒を取り入れている様子が伺えます。
結論
この調査結果から、除菌や消毒への意識は依然として高いものの、その関心は少しずつ薄らいでいる印象があります。特に家庭内の清潔感と健康維持を重視する人々の声が多く聞かれ、今後もこの傾向を注視していく必要があるでしょう。詳細な調査結果については、
こちらから確認できます。