内藤証券株式会社が奨学金返還支援制度を導入
内藤証券株式会社は、大阪市に本社を構える証券会社で、2024年10月1日より新卒及び既存社員を対象に、奨学金返還支援制度を新たに導入します。この制度は、従業員の経済的負担を軽減し、より良い職場環境を提供することを目的としています。
日本の大学生の多くが奨学金制度を利用している現状を背景に、内藤証券はその支援を強化することに決めました。2022年に実施された調査によれば、大学生の約半数が奨学金を借りており、その平均借入額は310万円。毎月の返還額はおおよそ15,000円で、返還期間は平均して約14.5年にも及ぶというデータがあります。
新たに導入されるこの制度では、新入社員や若手社員が奨学金の返済を行う際に、毎月の返済金額の50%(最大10,000円)を会社が負担し、直接貸与元へ支払いを行う仕組みです。具体的には、対象となる社員は新卒採用後10年間、または32歳を迎える年度の3月末まで、この支援を受けることができます。
制度の具体的な内容
- 新規採用の新入社員と既存社員: 入社後10年間
- 第二新卒社員や契約社員から正社員となった社員: 32歳まで
- - 支援金額: 毎月の返還金額の50%(上限10,000円)
- - 支援方法: 社員の返済額を会社が直接管理し、貸与元に支払う形で支援を実施
この制度を通じて、内藤証券は優れた人材の獲得と定着率の向上を目指しています。今後の取り組みとして、社員が安心して労働環境を整えられるよう、福利厚生を充実させる方針です。
会社概要
内藤証券株式会社は、1933年12月に設立された大阪市に本社を置く証券会社です。現在、従業員数は475名(2024年7月1日現在)、資本金は約30億円に上ります。
会社の公式ウェブサイト(
内藤証券)でも、最新の情報や詳細を確認することができます。奨学金返還支援制度の導入により、内藤証券は若手社員の未来を大切にすることを約束し、さらなる成長を目指します。