海洋ゴミをテーマにしたアート展「Plastic Coast」開催
環境問題をテーマにしたアート作品を展示するWORDS Galleryが、玉川髙島屋S・C本館にて、「Plastic Coast」と題した展示を開催します。この展覧会は、2024年3月に渋谷で行われた展示を基に一部作品を刷新し、2024年10月9日から10月22日まで、玉川髙島屋の本館1Fグランパティオにて開催されます。
展示の目的
本展では、海洋ゴミ、特にプラスチックゴミや漁業から派生するゴミが、日本の美しい海岸を脅かしている現実に直面します。特に長崎県対馬市は、海洋ゴミの漂着が多い地域として、実態の情報提供や作品制作に使用するゴミの提供を通じて、本展示に貢献しています。
展示の売上の一部も、対馬市の漂着ゴミ撤去費用に寄付されるとのことです。また、WORDS Galleryのオンライショップでは、展示作品の販売も行っており、その一部が環境保護に寄与する形となっています。
展示情報
- - 会期: 2024年10月9日(水)〜10月22日(火)
- - 時間: 10:00〜20:00
- - 場所: 玉川髙島屋S・C 本館1Fグランパティオ
参加アーティスト
この展覧会には、新たにアメリカ・ロサンゼルスのアーティストDillon Froelichが参加するほか、Keeenue、松原光、山本ユフィ、Pimlico Arts Japanの計5名が作品を展示します。それぞれのアーティストは、海と深い関わりを持つ背景を持ち、彼らの視点から環境問題を描き出しています。
- - Dillon Froelich: 南フロリダ出身、LA在住のアーティスト。現代社会の問題をユニークなキャラクターを通じて表現し、また「ザ・シンプソンズ」のアニメーターとしても活躍。
- - Keeenue: 神奈川県藤沢市出身。多彩な壁画やアートワークを手掛け、鮮やかで抽象的な作品が特徴。
- - 松原光: 漁師を経験した後、シンプルでユーモラスな作品を制作。
- - 山本ユフィ: 日本、韓国、ロシアにルーツを持つペインターで、LAのストリートカルチャーから影響を受けたスタイルが特徴。
- - Pimlico Arts Japan: リサイクルアートを手掛け、海に漂着したプラスチックを使用して作品を創作。
WORDS Galleryについて
WORDS Galleryは、2021年から活動を開始し、環境問題をテーマにした作品展をいくつも開催してきました。展覧会を通じて、アートを介して社会問題に対する洞察を深めることを目指しています。
- 第1弾: 気候危機「Climate Crisis」
- 第2弾: 生物多様性「Biodiversity」
- 第3弾: 海洋汚染「Plastic Ocean」
今後も多くのアーティストが参加し、環境問題に対する意識を啓発する場となることが期待されます。