神戸の酒の魅力を世界へ!「地域デザインファクトリー」が灘・神戸の酒ブランド価値向上プロジェクト始動
地域課題解決を目指す「地域デザインファクトリー」が2024年第2弾として、神戸市の「灘・神戸の酒のブランド価値向上」プロジェクトを始動しました。このプロジェクトは、株式会社クリエイターズマッチが主催する『Rethink Creator PROJECT』の一環として、JTが取り組む地域社会への貢献活動「Rethink PROJECT」の協賛のもと実施されます。
「灘・神戸の酒」のブランド価値向上に向けた取り組み
今回のテーマは、「灘・神戸の酒」のブランド価値向上です。神戸市・西宮市の沿岸部に栄える「灘五郷」は、清酒生産量で全国1位を誇る兵庫県の酒造りの中心地として知られています。室町・江戸時代から続く歴史を持ち、六甲山からの湧水と良質な原料米、酒造りに適した気候風土が育んだ日本酒は、国内外で高い評価を得ています。
しかし、日本酒の国内出荷量は減少傾向にある一方で、海外輸出量は増加傾向にあります。神戸市では、海外需要拡大などを通じて、「灘・神戸の酒」が持つ品質の高さや歴史・地理的背景などのブランド価値向上を目指しています。
地元クリエイターが贈答用バッグを制作
今回のプロジェクトでは、神戸市在住のクリエイターチームが、海外富裕層など食文化に感度の高い層に向けて、「灘・神戸の酒」の魅力を伝えるための贈答用バッグを制作します。クリエイターたちは、ワークショップを通じて、日本酒の強みや魅力を「Rethink(=視点を変えて考える)」しながら、神戸市関係者と共に検討を進めていきます。
完成したバッグは、11月下旬ごろに神戸市に贈呈され、海外の賓客をお迎えした際などに活用される予定です。
参加クリエイター
今回のプロジェクトには、デザイナー、コピーライター、クリエイティブディレクター、イラストレーターなど、多様な分野のクリエイターが参加しています。彼らの専門性を活かしたアイデアと創造力で、魅力的な贈答用バッグが誕生するでしょう。
今後のスケジュール
プロジェクトは、以下のスケジュールで進行していく予定です。
1. キックオフミーティング(2024年7月26日):灘五郷酒造組合会議室にて、クリエイター、日本酒製造事業者、神戸市職員などが集まり、プロジェクトのキックオフを行います。
2. デザイン案の提案会(2024年8月下旬〜9月上旬):オンラインにて、クリエイターが制作したデザイン案を提案します。
3. 贈呈式(2024年11月下旬):神戸市役所にて、完成した贈答用バッグを神戸市に贈呈します。
地域デザインファクトリーについて
「地域デザインファクトリー」は、地域課題を地元クリエイターの手で解決することを目指す取り組みです。2022年から実施されており、これまで宮崎市、福岡市、鹿児島市、藤沢市、奈良市など、複数の自治体と連携してプロジェクトを実施してきました。
Rethink Creator PROJECTについて
『Rethink Creator PROJECT』は、株式会社クリエイターズマッチが提供するプロジェクトです。ワークショップ型セミナー、アイディア重視のコンテスト、自治体と連携した制作活動などを通じて、地域課題解決に貢献できる「Rethink Creator」を育成することを目指しています。
Rethink PROJECTについて
「Rethink PROJECT」は、JTがパートナーとともに取り組む地域社会への貢献活動の総称です。様々な課題に対して、これまでになかった視点や考え方を活かして、よりよい明日を実現するために活動しています。
「灘・神戸の酒」のブランド価値向上プロジェクトは、クリエイターと地域が連携することで、新たな可能性を生み出す取り組みです。今後の展開に期待しましょう。