幻想的な都市風景を描く光嶋裕介の版画展
京都市下京区にある京都蔦屋書店で、建築家兼アーティストの光嶋裕介によるドローイング・版画展が開催されます。この展覧会のタイトルは「幻想都市風景2025 KYOTO」で、事前予約なしで入場できる無料の展示です。展覧会は2025年5月20日から6月11日まで、5階のBOOKアートウォールにて行われます。
光嶋裕介のアートな心
光嶋は、建築の知識とアーティストの感性を融合させ、緻密なドローイングや版画作品を展開しています。彼の作品は、「幻想都市風景」というテーマを元に、リアルな世界を飛び越えた幻想的な景色が描かれています。特に、製図用のペンを用いたドローイングは、彼の内面的な視点を表現する重要な手段として位置付けられています。
展覧会の開催に合わせて、光嶋は「ドローイングは身体的で孤独な営みである」と述べています。彼のアートは、建築の現実を越えた想像力の跳躍が生み出すものであり、それこそが「幻想都市風景」として具現化されているのです。
展示の概要
本展では、光嶋が最近出展した「第4回 PATinKyoto 京都版画トリエンナーレ 2025」にも出展した作品と、新たに制作されたドローイング作品が一堂に会します。特に注目されるのは、繊細で美しい版画作品《窓のある風景 - Monet》(サイズ360×600mm)や、金箔で装飾されたドローイング《幻想都市風景-Gold》(サイズ400×290mm)です。美術ファンならずとも、その魅力に引き込まれることでしょう。
作品の販売は、5月20日の午前10時から店頭で行われ、その後5月26日からはオンラインでも購入可能になります。
アクセスと詳細
京都蔦屋書店は、京都髙島屋の5階と6階に位置し、アートと文化が共振する空間として知られています。約6万冊の書籍とアート作品が揃い、訪れる人々に新しい発見を提供しています。
- - 会場: 京都 蔦屋書店 5F BOOKアートウォール
- - 日時: 2025年5月20日(火)~6月11日(水)
- - 入場料: 無料
- - 営業時間: 10:00~20:00
- - 問い合わせ: [email protected]
この展覧会は、光嶋裕介の建築家としての側面を感じ取ることができる貴重な機会です。幻想的な都市風景の世界に浸りながら、彼の作品を観賞することをぜひお楽しみください。
光嶋裕介について
光嶋裕介は1979年に米ニュージャージー州で生まれ、早稲田大学大学院にて建築学を修めました。その後、ベルリンの著名な建築事務所での勤務を経て、自らの設計事務所を開設。彼の建築に対するアプローチは、常に人間のより良い暮らしを目的としており、これまでに数多くの建築作品を手掛けてきました。最近では、アートとライフスタイルの提案にも積極的に取り組んでいます。
光嶋の作品は、想像力と技術が融合した奥深いものばかりです。アートを通じて新たな生活の豊かさを提案する彼の展覧会、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。