2025年パキスタン洪水救援金の受け付け開始
日本赤十字社は、2025年6月からの大雨による洪水で深刻な被害を受けているパキスタンへの救援金の受け付けを2025年9月19日より開始しました。この救援金は、国際赤十字・赤新月社連盟(FIU)や赤十字国際委員会(ICRC)、現地のパキスタン赤新月社と共に行われる救援活動や復興支援、さらには防災対策などに利用されます。
被災状況と必要な支援
報告によれば、パキスタン全域で大規模な洪水が発生し、1000人以上の死者や690万人以上の被災者が出ています。特にカイバル・パクトゥンクワ州では最も大きな被害が報告され、避難を余儀なくされている人々が多くいます。これに伴い、基本的な生活支援や衛生面での対策が急務となっています。
悪化する衛生環境により、コレラやマラリアなどの感染症のリスクは増すばかりです。パキスタンでは、2年前にも広範囲が水没する洪水災害があり、復旧作業が進行中ですが、再度の対応が迫られています。これらの背景から、国際的な人道支援が求められています。
救援募金の詳細
「2025年パキスタン洪水救援金」の受付は、2025年9月19日から11月28日まで行われます。寄付の手段は以下です:
1.
ゆうちょ銀行:口座番号 00110-2-5606 (加入者名:日本赤十字社)
2.
都市銀行(三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行)での口座振込。
いずれの方法でも、通信欄に「2025年パキスタン洪水救援金」と明記してください。 receiptの希望がある場合はその旨も記載してください。
パキスタン赤新月社の活動
パキスタン赤新月社は、洪水が発生した直後から活動を開始し、救援物資の配布や避難所の設置など、現地での支援に全力を尽くしています。全国の62支部から派遣されたボランティアが活躍し、食料や安全な水、衛生キットなどを提供しており、医療支援や心理的な支えも行われています。
国際的な支援
国際赤十字では、緊急の資金支援を含む様々なアプローチが取られており、特に最も被害の大きい地域での支援に力を入れています。ICRCは1947年からの豊富な経験を活かし、パキスタン赤新月社と連携して食料配布や医療支援を行っています。
日本赤十字社の貢献
日本赤十字社も積極的に資金援助を行っており、500万円の支援を決定しました。今後も引き続き、現地状況の確認とともに必要な支援を行い、国際的な団体との連携を強化していく方針です。自身も支援参加することで、被災者の命を守る活動にご協力いただきたいです。
まとめ
パキスタンの人々が直面しているこの危機に、私たち一人一人ができることは何か、心に留めておきたいものです。根本的な支援活動は、継続的に行われなければなりません。皆様の温かい寄付をお待ちしております。