日本橋室町162 ビルの新たなアート体験「KEIRO」
東京都中央区、日本橋の中心に位置する「日本橋室町162 ビル」は、この春から新しいアートの場を提供し始めます。ライフ建築集団「SAMPO Inc.」が手がけるマイクロ・アート・コンプレックス「KEIRO ─衣食住音美、ハレとケの交差点─」は、3月20日から6月29日までの期間限定でのオープンです。ここでは、アートに囲まれた多様な空間が展開され、参加するクリエイターたちによるマーケットや作品展示、さらにはライブパフォーマンスが行われるという、まさに「生きた建築」を体験できる場となっています。
「KEIRO」は、商いと日常が交差する場所として、訪れる人々に心地よいクリエイティブな体験を提供します。この特別なイベントスペースは、3つのエリア、「表間」、「座間」、「奥間」に分かれており、それぞれ異なる特徴を持っています。まず、「表間」で体感できるのは、高さ6メートルのコミュニティ・ショーウィンドウ。ここでは、展示が常に更新されていき、時にはアーティストがその場で作品を制作する姿を観覧することもできます。
次に、「座間」は多機能リビングスペースとしてデザインされており、オフィスワーカーの作業場や休憩所、さらにはクリエイターのマーケット、ライブパフォーマンスのステージ等、状況に応じて様々な形で利用されます。こちらはパーツ「ATOMA」により形を変えることができ、来場者に新しい体験を提供し続ける工夫がなされています。
「奥間」では、展示作家が作品を制作する滞在制作が行われ、完成したプロダクトとその背景を体験する機会もあります。このクリエイティブな場で育まれる交流は、アーティストと観客との新たな繋がりを生み出し、相互に刺激し合う場所になります。
オープンを祝して行われる特別展示イベント「We are SAMPO ‒Analog Punk‒」は、3月20日から23日まで開催され、音楽ライブやDJパフォーマンスと共に、多彩なアート展示が行われます。このイベントは、訪れることでSAMPOコミュニティに触れる貴重な機会となりそうです。
サステナビリティへの取り組み
このプロジェクトの背景には、三井不動産株式会社とのコラボレーションがあります。三井不動産は、「共生・共存・共創」による新たな価値の創出を理念とし、社会的価値を重視した取り組みを行っています。彼らの活動は、経済的価値の創出とともに、持続可能な社会に貢献することを目指しています。
「KEIRO」では、地域のコミュニティと共に、衣・食・住・音楽・アートの五感で楽しめる様々なイベントが企画されています。その中には、毎月変わるテーマに基づく展示やワークショップ、音楽イベントが含まれています。3月からは「Analog Punk」をテーマにしたイベントが始まり、次月以降も多彩なテーマが続きます。
日本橋での新たなアート体験をお見逃しなく
この「KEIRO」は、日本橋という歴史ある地域に新たな息吹を吹き込む特別な場所です。生きた建築としての表現力を持つこの空間で、アートに触れ、様々な感覚で楽しめる独創的な体験をぜひお楽しみください。皆様の訪問を心よりお待ちしています。