クナイプがエコバディス社のプラチナ認定を3度目の獲得-サステナビリティの新たな指標

クナイプがエコバディスのプラチナ認定を再び受賞

ドイツ・ヴェルツブルクに本社を構えるハーバルブランド「クナイプ」が、サステナビリティの評価機関であるエコバディス社の最高ランク「プラチナ」を2025年に再度獲得しました。これは、世界中の企業の中で上位1％のみが認定される栄誉であり、クナイプにとっては3度目の受賞になります。

エコバディス社について

エコバディス社は、企業の持続可能性活動に関する評価機関で、185カ国以上の150,000社を対象に、環境や社会への取り組みを評価しています。特に、環境、労働と人権、倫理、持続可能な資材調達の4つの分野で評価を行い、各企業のサステナビリティに関する実績を透明に示しています。

具体的な成果

クナイプは2025年の評価において、全分野で「非常に優れている」と評価され、100点中86点を獲得しました。このスコアは、クナイプがエコバディスに参加して以来、最も高い結果となっています。特に、持続可能な資材や環境負荷の低いパッケージングの導入が評価されました。

クナイプのサステナビリティへの取り組み

創業者のセバスチャン・クナイプは「自然は健康を維持するために必要なものをすべて提供してくれます」と述べており、自然とのつながりがクナイプのブランド哲学の中心です。クナイプは、原材料の調達から製造、包装、物流まで、サステナビリティを追求する目標を立ててきました。サプライチェーン全体に対して持続可能なガイドラインを設け、長年にわたって取り組んできたことが評価されています。

CEOのコメント

クナイプグループのCEO、アレクサンダー C.シュミット氏は、「持続可能性への取り組みは、私たち全員の未来を守ることに繋がります。現代の企業にとって、持続可能な取り組みを続けることは容易ではありませんが、それに対してシンプルで標準化された枠組みを整える必要があります」と語りました。彼の言葉は、企業が社会的責任を果たしながら持続可能な運営をいかに行うべきかを示しています。

クナイプの歴史と実績

クナイプは、19世紀末に創業され、130年以上にわたる歴史があります。ブランドは植物由来の成分を使用し、防腐剤や動物実験を行わないことを約束しています。主力製品であるバスソルトは、天然岩塩とハーブの精油から作られ、その品質は多くの認証にも裏付けられています。

2024年には「BRAND OF THE CENTURY」を受賞し、ドイツ市場における持続可能性や品質、革新性において高く評価されたことも記憶に新しいでしょう。クナイプは、グリーンブランドの評価でも11年連続で選出され、そのサステナビリティへの取り組みが広く認知されています。