中小製造業のDX
2026-08-10 13:47:23

中小製造業のDXを加速するための「はじめの一歩」とは?

中小製造業のDXを加速するための「はじめの一歩」とは?



2018年から始まったデジタルトランスフォーメーション(DX)の波は、製造業にも大きな影響を与えています。しかし、多くの中小製造業者はこの流れに乗り遅れがちです。株式会社パブリカが運営する「ものづくり新聞」は、中小製造業がDXを始められる具体的なアプローチを提案しています。今回は、その分析結果から見える「はじめの一歩」を探ります。

DXの現状



製造業DXと聞くと、ERPの刷新やAIの導入、スマートファクトリーの構築など、大規模な取り組みが頭に浮かびます。しかし、中小製造業にとっては、そのような大掛かりな制度を導入するのは現実的ではありません。実際の現場では、記帳やデータの管理がアナログ方式に頼っていたり、検査が熟練者に依存していたりと、多くの問題を抱えています。

そのため、ものづくり新聞では、507件の中小製造業のDX事例を分析し、多くの企業が取り組んでいる「はじめの一歩」を以下の7つに分類しました:

1. 紙・Excel・手書き業務のデジタル化
各現場での業務が負担になるため、改善が実感しやすい。

2. 生産実績・品質データの見える化
経営側と現場が同じデータを見えるようにすることで改善の手立てを探る。

3. 設備データ収集・IoTの活用
機器の稼働状況を収集することで、効率的な生産が可能に。

4. AIを活用した外観検査
人手不足対策として、AIを活用する需要が高まる。

5. 市民開発・ローコードでのアプリケーション開発
現場が自ら問題を解決する手段を持つことができる。

6. 生産管理・工程管理のデジタル化
日々の管理が容易になることで効率化が進む。

7. 技能継承・作業支援のデジタル化
人材育成と業務の効率化を兼ねている。

具体的な事例



1. 紙・Excel・手書き業務のデジタル化


サンコー技研では、手書きの日報をQRコードとスマホアプリでデジタル化しました。これにより作業の記録が自動化され、データの視認性が大幅に向上しました。

2. 生産実績・品質データの見える化


武州工業は、古い工作機械に光センサーを取り付け、稼働データをリアルタイムで記録することに成功しました。これによって製造リードタイムの短縮も実現しています。

3. 設備データ収集・IoTの活用


株式会社トーネジは、設備のIoT講演会をきっかけに導入したシステムで改善サイクルを加速し、生産率を向上させました。

4. AI外観検査


埼玉県内の中小製造業グループでは、AI外観検査を導入し、金属部品の微細な傷を100%検出することに成功しました。

5. 市民開発・ローコードでのアプリケーション開発


西機電装は、ノーコードツール『kintone』を用いて業務を効率化し、自社でのDXを実現しました。

6. 生産管理・工程管理のデジタル化


日本ツクリダスでは生産管理ソフトを自社開発し、デジタル化を段階的に進めた結果、属人化が解消されました。

7. 技能継承・作業支援のデジタル化


福島の高精度金型メーカーはIoTによる技能承継を可視化し、若手人材の育成をサポートしています。

結論



中小製造業がDXを進めるには、まず小さな改善からスタートし、効果を実感することが重要です。現場で何が見えないのか、どの業務が属人化しているのかを明らかにし、それに対してデジタル技術を活用することで、現場の業務改善が可能となります。ものづくり新聞では、今後も製造業に特化したDXの事例を継続的に発信し、企業の課題解決を支援していくことを約束します。


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会社情報

会社名
株式会社パブリカ
住所
東京都江東区三好1-8-3-2F
電話番号
03-4405-4370

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