オリコ、DSCL社を連結子会社化し新たな業務提携を発表
株式会社オリエントコーポレーション(以下「オリコ」)は、損害保険ジャパン株式会社(以下「損保ジャパン」)を通じてカーリースサービスを提供する株式会社DeNA SOMPO Carlife(以下「DSCL社」)の株式を90%取得し、連結子会社化することを決定しました。この動きは、オリコがSOMPOホールディングス株式会社(以下「SOMPO」)との業務提携の一環として行われています。
この提携の背景には、国内の少子高齢化と自動車の販売台数の長期的な減少があります。そのため、個人向けオートリース市場が着実に成長するというビジョンがあります。自動車所有からの利用重視の潮流を受けて、オリコはDSCL社とのシナジーを図ることで、市場の発展を促進し、顧客の認知度向上を目指しています。
DSCL社の役割と期待される効果
DSCL社は2019年に設立され、主に損保ジャパンの保険代理店を介してカーリースを提供する事業を展開しています。この強力な営業網とノウハウを背景に、オリコはDSCL社の持つ能力を活かし、さらなるサービスの向上を目指します。具体的には、自動車メーカーが注力しているサブスクリプションやカーシェア、ライドシェアといった多様なニーズにも対応し、車両の調達からリース提供まで一貫したサービスを展開する予定です。
オリコの豊富な商品設計ノウハウとDSCL社の販売手法を組み合わせることで、損保ジャパンの保険代理店を通じたカーリース商品の拡充が期待されます。これにより、顧客のさまざまな期待に応じた製品が提供されることになります。
業務提携による相乗効果
オリコとSOMPOの業務提携により、両社は「安心」「安全」「便利」をキーワードに、顧客の豊かなカーライフを実現するサポートを行うことを約束しています。さらに、オリコが本事業を通じて得た知見を、オリコと取引を行う加盟店と共有し、ウィンウィンの関係を構築することを目指しています。
この業務提携がどのようにオートリース市場に影響を与えるのか、今後の動向に注目です。オリコ、SOMPO、そしてDSCL社は、顧客にとってより一層便利で魅力的なサービスを提供していくことでしょう。