手仕事が生み出すタイルの魅力を堪能しよう
東京都港区に位置するリビエラ株式会社の東京ショールームで、手作りのタイルに焦点を当てた特別展示「Hand Crafted Tiles展 - タイルが生まれるまで -」が2026年5月18日(月)から7月30日(木)まで開催される。この展示は、タイル作家の奥田有紀氏(YYtiles)によるハンドクラフトタイルを中心に、制作の過程を紹介する貴重な機会です。
タイルが持つ、手仕事の温もり
タイルは通常、均一な工業製品として認識されることが多い。しかし、奥田氏の作品は異なる。彼女は石膏型を使用した成形から、絵付け、施釉、焼成まですべての工程を手作業で行い、全くのハンドクラフトでつくられている。釉薬の塗り方や線の微細な揺らぎ、色合いの違いなど、このような一つひとつのディテールが、空間に奥行きや個性をもたらすのだ。
本展示は、タイルが手仕事によって生まれ出る素材であることを、作品と制作工程の両面から観覧者に伝えるために企画された。完成品だけの展示にとどまらず、材料や工程を公開することで、その背景にある努力や時間に触れることができる。
多様な制作工程の体験
会場では、完成した作品だけでなく、石膏型、焼成前のタイル生地、素焼き状態、施釉後・焼成後のタイルと、各工程における実物が展示される。これにより、完成品の美しさや質感が、選択された技術の積み重ねによって生まれていることを実感できる。タイルの制作過程を見つめることで、観覧者はその魅力をより深く理解し、手仕事の大切さを感じ取ることができるだろう。
建築・インテリアデザインの新しい視点
「Hand Crafted Tiles展」は一般来場者だけでなく、建築家や設計者、インテリアデザイナーにとっても新たなインスピレーションを与える場となる。オーダーメイドタイルの見本として、量産品では実現できない細部へのこだわりや施主の想いを具現化する素材として、タイルが持つ新たな可能性を示してくれる。
この展示を通じて、観覧者はタイルの奥深さを知り、その魅力を再発見することができる.
奥田有紀氏のプロフィール
奥田有紀氏は、杉野女子大学の染色専攻を卒業後、京都の手書き友禅職人としてキャリアをスタート。その後、イタリアに留学し、現地のタイルメーカーでデザイナー・技術職として勤務。フランスに渡りタイル作家として活動した後、2016年に日本に帰国し、装飾タイルの制作を行うアトリエを設立。彼女のタイル制作は、全過程を自ら手がけることで、唯一無二の作品を生み出している。
開催概要
- - 会期:2026年5月18日(月)〜7月30日(木)
- - 時間:10:00〜17:30
- - 会場:リビエラ株式会社 東京ショールーム(東京都港区赤坂3-3-5 住友生命山王ビルB1F)
- - アクセス:東京メトロ丸ノ内線・銀座線「赤坂見附駅」11番出口より徒歩2分、10番出口より徒歩3分
- - 休館日:日曜・祝日
この展示を訪れることで、手仕事の大切さやタイルの魅力を再確認し、心温まる体験をすることができる。興味のある方はぜひ足を運んでほしい。