うねりを抑える新技術
2022-01-17 10:01:56

新たなヘアケア技術「加水分解水添デンプン」の特許出願中

最近、物産フードサイエンス株式会社が加水分解水添デンプンに関する新たな発見を発表し、特許出願中であることが明らかになりました。この技術は、特に女性が抱える髪のうねりの問題に対応するために開発されました。髪のうねりは遺伝や環境要因、さらにはカラーリングの繰り返しなどによって悪化し、年齢感を増す一因となります。

加水分解水添デンプンとは何か?


加水分解水添デンプンは、トウモロコシなどのデンプンを加水分解し、水素添加を施すことによって生成される糖アルコールの一種です。このプロセスにより、高い反応性を持つ還元末端が反応性の低いアルコール基に変わるため、他の成分と化学的に結合しない特性があります。これにより、髪への悪影響を与えることなく、その効果を発揮します。

うねり抑制の実証実験


同社は、新しい技術の効果を検証するための試験を行いました。結果は驚くべきもので、水で処理した毛束は高湿度環境下での6時間後に長さが縮む傾向が見られましたが、加水分解水添デンプンで処理した毛束は、比較的長さが保持されました。この結果は、髪のうねりや湿気による影響を軽減する可能性があることを示唆しています。

更に、特定の分子量を持つ加水分解水添デンプンの使用により、髪の水分量を保持する効果も確認されています。これにより、乾燥や湿気の影響を極力抑え、『まとまる髪』を実現することが期待されています。

今後の展望


物産フードサイエンスは、加水分解水添デンプンの技術を使用したヘアケア商品を市場に投入する準備を進めています。また、スキンケアやその他の分野への応用も視野に入れています。近日中に開催されるWebセミナーでは、この新技術を含む様々な研究成果が発表される予定で、多くの関心を集めています。

セミナー情報


このWebセミナーは、2022年2月3日(木)に開催され、参加希望者は事前登録が必要です。業界関係者には特にお勧めの内容となっています。

最後に


物産フードサイエンスの新しい技術は、髪の悩みを持つ多くの女性にとって画期的な解決策となる可能性があります。加水分解水添デンプンを通じた新しいヘアケア技術が、今後どのように進化していくのか注目です。

会社情報

会社名
物産フードサイエンス株式会社
住所
東京都千代田区大手町一丁目7番2号東京サンケイビル17階
電話番号
03-6202-2131

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