シェアサイクル「チャリチャリ」の新たな施策
福岡市を拠点とするシェアサイクルサービス『チャリチャリ』が、西部ガスグループの『SGインキュベート』との共同で新たな取り組みを進めています。この企画は、シェアサイクルの利用を促進し、さらに交通安全の啓発を図る事を目的としています。最近、チャリチャリ株式会社(代表取締役:家本賢太郎)は、SGインキュベート株式会社(代表取締役:今長谷大助)とのコラボレーションにより、講演会を開催しました。
この講演会は、地域経済の活性化やカーボンニュートラルの推進を目指して、シェアサイクルの利用促進について情報を共有する場です。当日は、福岡県外からオンラインで参加した社員を含む40名が参加し、自転車の交通ルールや地域の未来に向けた取り組みについて耳を傾けました。講演では、チャリチャリの地域密着型の運営についてや、参加者から寄せられた活発な質問で盛り上がりました。特に、現在施行されている道路交通法の改正についての説明や危険運転防止の重要性が強調されました。
現在、チャリチャリは国内で9つの地域に展開され、現時点で約7,900台の自転車と1,600か所以上の駐輪ポートを設置しています。累計利用回数は2,900万回を超え、地域に根ざした公共交通機関としての成長を続けています。2018年2月には福岡でサービスをスタートし、その後全国に拡大しています。
さらに、SGインキュベートは、自社の駐輪ポートに交通ルールとマナーの周知を促進するポスターを掲示することも決定しました。これにより、地域の皆さんがより安全に自転車を利用できる環境を整えていく考えです。
チャリチャリはこの先も、地域と共に発展していくことを目指し、地域企業や団体と連携を強化していく方針です。その意味でも、SGインキュベートとの協力関係は大変重要なものとなっています。さらなる交通安全推進や地域のまちづくりに関する新しい取り組みにも注目が集まるでしょう。
チャリチャリとは?
チャリチャリは、スマートフォンのアプリを用いて自転車を利用できるシェアサイクルサービスで、利用料金が1分あたり7円からスタートします。電動アシスト自転車も用意されており、こちらは1分17円で利用可能です。手軽に利用できる体験を提供し、日常の移動手段として定着を果たしています。これからも、福岡を中心とした地域社会に役立つサービスを目指し、進化し続けるでしょう。