AKKODiS、母子登校支援「キャリスタIT講座」が賞を受賞

AKKODiSコンサルティング株式会社は、不登校や母子登校の悩みを抱える母親を対象にした「キャリスタIT講座」が、一般社団法人日本イノベーション融合学会主催の「IFSJイノベーションアワード」において「イノベーション融合実践賞」を受賞したと発表しました。これは、AKKODiSにとって初の受賞であり、その意味は大きいものがあります。

「キャリスタIT講座」は、2024年1月に開始されたリスキリング（再教育）および就業支援のプログラムで、その内容は多岐にわたります。受講者にはITデジタルリテラシーの教育をはじめ、メンタリングプログラム、キャリア教育、就業支援を一括して提供。これにより受講生からは高い満足度が寄せられ、受講後には不登校や母子登校と両立可能な職場への内定も多数出ていることから、社会における役割の重要性が示されています。

一般社団法人日本イノベーション融合学会理事長の西山敏樹氏は、「不登校の子どもとその母親へのデジタルリテラシー教育の推進は高く評価され、社会参加の支援に貢献した」とコメントしています。このような社会的な背景のもと、AKKODiSの取り組みはSDGsの実現にも寄与しており、持続可能な社会を目指す上での重要なアクションとして位置づけられています。

AKKODiSでは、文部科学省の調査によると、2023年度に不登校の小・中学生が過去最多の約30万人に達したというデータを重く受け止めています。その背景を考慮し、同社は自社のテックコンサルタントへの教育カリキュラムや地域自治体向けのデジタル人材育成支援において経験を活かし、「キャリスタIT講座」を立ち上げました。

今後は、教育アドバイザーの中島武氏や不登校コンサルタントの中川由香氏と連携し、さらに事業を拡充していく計画です。具体的には、2028年までに500人への講座の提供を目指しています。

AKKODiSの企業理念は「日本企業を、世界企業へ、現場変革から」というもの。デジタルとエンジニアリングを融合したソリューションを世界30ヵ国で展開し、地域社会の生産性向上を図る活動に力を入れています。10,000人以上のスペシャリストからなるグローバルネットワークを活用し、企業や組織の変革を推進。これにより、顧客と共に新たな価値を創造していくことを目指しています。

AKKODiSの取り組みは、デジタル技術が進化する現代社会において、仕事と家庭の両立を支援する重要な役割を果たしており、多くの家庭に希望を提供しています。今後の展開にも注目が集まります。詳細については、AKKODiSの公式ウェブサイトをご覧ください。