スウェージロックのKEVシリーズ、待望の国内防爆認証取得
流体システムのプロバイダーであるスウェージロック社が展開するKEVシリーズ・レギュレーターが、日本国内での防爆認証を取得したことが発表されました。この認証はユーロフィンE&E CML社によって行われ、爆発性の雰囲気での使用が可能な電気機械器具として評価されています。これにより、国内外の厳しい環境下での運用が実現されます。
KEVシリーズ・レギュレーターの概要
スウェージロック社は、これまでにATEX(欧州)、IECEx(国際)、CSA(カナダ、米国)など、数多くの国際的な認証を取得。今回の防爆認証により、KEVシリーズは特に過酷な条件での信頼性をさらに向上させることができました。この製品は、韓国ガス安全公社の防爆認証KCsも取得しています。
KEVシリーズ・レギュレーターは、液体サンプルの気化からガスサンプルの予熱など、多岐にわたるアプリケーションに対応しております。特に、ヒーターが流体の流れに配置されていることから、優れた熱効率を誇り、制御温度の範囲も広く、23℃から193℃まで安定した運用が可能です。これは従来の蒸気加熱式減圧レギュレーターと比べても高い安定性を持っています。
温度調整機能でメンテナンスを削減
このレギュレーターは、温度調整器を内蔵しており、過熱を防ぐことでメンテナンスの手間を軽減します。内蔵された温度調整器はPID制御を採用し、熱負荷が変化しても適切に電力を調整。周囲温度の変動やオペレーターの操作によっても安定した性能を発揮し、システムの停止時間を最小限に抑えることができます。これにより、コストのかかるダウンタイムを削減し、より効率的に業務を行うことができます。
安全性と信頼性を兼ね備えたソリューション
高い性能と信頼性を兼ね備えたKEVシリーズ・レギュレーターは、特に分析サンプリングや液体の気化などに最適です。そのため、多様な業務要件に対応できるソリューションを提供します。
スウェージロック社は、75年以上の歴史を持ち、流体システム製品やサービスを提供することで、様々なアプリケーションにおいて最適なレギュレーターの組み合わせを提案してきました。同社の年間売上は約20億ドルにも上り、オイル/ガス、化学、半導体など多岐にわたる業界に向けて製品を展開しています。
スウェージロック・ジャパンの役割
日本スウェージロックFST株式会社は、1973年から日本国内での販売とサービスを行っており、約50年にわたって流体システムの設計、組み立て、専門トレーニングを提供してきました。西宮市と横浜市に拠点を構え、200人以上の社員が活躍しております。彼らは半導体、化学、輸送業界のニーズに応え、信頼されるパートナーとしての地位を確立しています。
詳細については、スウェージロック・ジャパンの公式ウェブサイトをご覧ください。
スウェージロック・ジャパン。