船井総合研究所主催『第99回経営戦略セミナー』開催レポート
船井総合研究所が主催した「第99回経営戦略セミナー経営研究会全国大会2026」が、2026年8月20日に東京都のグランドプリンスホテル新高輪で開催されました。このイベントでは、事業承継とM&Aに関する2つの講座が行われ、合計で133名の参加者が集まりました。
講座内容の概要
このセミナーには、事業承継・再生部のグループマネージャーである植木諒氏と、代表取締役社長の光田卓司氏が登壇しました。植木氏は「持続的成長を実現する事業承継」というテーマで講演し、光田氏は「100億企業を実現するM&A戦略」という講座を担当しました。
事業承継講座の重点
植木氏の講座には86名が参加し、業績の拡大が事業承継に与える影響に重きを置いて説明が行われました。彼は事業の成長が株価上昇につながる一方で、承継時に予期せぬ資金が必要になるリスク、役員に買い取らせる際の個人資産の問題、相続による株式の分散といった3つの落とし穴について強調しました。
さらに、事業承継を考える際には、事業面、財産面、組織体制面の3つの軸での検討が重要であると述べました。特に、社長のセカンドライフを考慮した組織体制の整備が必要で、承継先によって株価対策の方針が異なることも強調されました。
M&A講座の要点
光田氏が行ったM&Aに関連する講座では、譲受による成長を加速することがテーマでした。彼はM&Aを「時間を買う手段」と位置づけ、単に売上を積み上げる方式では業績100億円を実現するのは難しいことを説明しました。
多くの場合、会社の成長には時間がかかるため、M&Aが効果的な手段であるとしました。しかし、M&Aの課題は、譲受け側の準備不足にあると指摘。具体的には、案件との接触が無かったり、投資余力が見えなかったり、統合後の成功イメージを持てないなどという問題点に直面することが多いという現実を示しました。
企業の判断基準
M&Aを成功させるには、企業の「なぜM&Aを行うのか」という明確な判断基準が必要であると語り、集客・営業、採用・育成、業績管理といった様々な要素による自社OSの確立が求められます。単なる規模拡大ではなく、譲渡企業の業績向上を視野に入れたプラットフォーム型のアプローチを推奨しました。
特別な支援体制
事業承継やM&Aに関する専門的なアドバイスを行う船井総研あがたFASの強みは、各分野の専門家が揃い、適切な相談ができる点です。様々な選択肢についてアドバイスを受けられるワンストップサービスを提供しており、事業承継に関する相談は専用窓口から受け付けています。
最後に、セミナーの詳細レポートは当社の公式サイトにて公開されています。事業承継やM&Aに関心のある方は、ぜひご覧ください。