W株式会社が今年開催した「Tokyo ASEAN Bridge」プログラムで、東南アジアの市場への進出を目的とするスタートアップ企業10社を採択しました。渋谷区に本社を置く同社は、代表パートナー新和博氏の指導のもと、国際的なビジネス展開を目指す企業にとっての支援プログラムを推進しています。
12月3日に開催されたピッチイベントには5名のベンチャーキャピタリストが審査員として参加し、現地視察やマーケティング支援を必要とする10社を選出。この取り組みにより、選ばれた企業は更なる成長のための貴重な機会を得ることとなりました。
採択企業の概要
以下に、東南アジア進出を目指す10社の事業内容を概説します。
1.
ACROVE株式会社: EC運営支援とブランドロールアップ事業を展開。オンライン市場でのプレゼンスを強化することが狙いです。
2.
株式会社アシタヘ: 短編ドラマや映像作品の制作を手掛け、海外向けのコンテンツ配信に力を入れています。
3.
BEFFY株式会社: 育児用品のレビューを集約する情報プラットフォームを通じて、親に向けたサービスを提供しています。
4.
株式会社BuddyCloud: ペット向けの検査キットやヘルスケア商品を開発・販売。ペットの健康管理を支援します。
5.
デュイラー株式会社: 外国人向けのクレジットスコアリングや信用可視化サービスを提供。円滑な金融取引を促進します。
6.
株式会社HEALTHREE: ブロックチェーン技術を用いたウェルネスアプリ「HEALTHREE」を運営し、新たな健康管理の形を追求しています。
7.
株式会社kessaku: 不動産市場におけるフラクショナルオーナーシップサービスを提供し、少額からの共同所有を実現します。
8.
株式会社Jizoku: カーボンクレジットの創出・販売プラットフォームを構築しており、環境問題への貢献を目指します。
9.
株式会社LinQ: リアルタイム位置情報共有を基にした家族・友人向けソーシャルアプリ「whoo」を展開、コミュニケーションの形を変えます。
10.
株式会社Siremo: AI VTuberを活用したエンタメプラットフォームを開発し、次世代のエンターテインメントの可能性を広げています。
プログラムの今後
選ばれた企業は、来年の1月にインドネシアへ現地視察を行い、現地の企業とのマッチング機会が提供されます。また、W Fundが支援する形で、マーケティング援助として100万円規模のテストマーケティング費用が補助される予定です。
この取り組みによって、選ばれた企業は国際的な事業展開の準備を進め、新たな市場に飛び出すための基盤を築くことが期待されます。興味を持つ企業やスタートアップ、VCの方々はぜひご連絡を!