ユアトレード、3.5億円調達
2024-11-14 05:19:26

国際流通DX推進のユアトレードが総額3.5億円を調達、グローバル展開加速へ

国際流通のDXを加速するユアトレード、総額3.5億円を調達しグローバル展開へ



国際流通関連サービスを提供するユアトレード株式会社は、第三者割当増資と融資により総額3.5億円の資金調達を実施した。同社は、調達した資金を用いて事業拡大を加速させ、グローバル展開を行うための組織体制を強化していく。

ユアトレードは、海外再流通事業を展開しており、一般貿易や越境ECを行う事業者に対し、海外現地での返品商品や滞留在庫品をデータ活用やECマルチチャンネル販売を通して海外で再流通するサービスを提供している。同社は、最初の事業展開国である台湾で、月間流通額が大きく成長し、契約事業者も日本及び台湾の大手事業者を中心に急速に増加している。

台湾での成功と米国への進出



台湾での成功を受け、ユアトレードは米国でのサービス提供も開始した。今後、世界有数のEC大国でのさらなる事業拡大を目指すとともに、他地域への対応も進めていく。

越境EC市場の成長と新サービス「nomino global」



ユアトレードは、従来の海外再流通事業に加えて、今後大きく成長する越境EC領域において、従来の方法よりも大幅に早く、手軽に、そしてデータ・ドリブンに海外ECに商品を販売できるサービス「nomino global」をリリースする予定だ。

「nomino global」は、複数の国やプラットフォームに対応しており、事業者が迅速に新しい市場に参入できる環境を提供する。これにより、企業は他国の消費者とスムーズに繋がり、新たなビジネスチャンスを最大限に活用できるようになる。ユアトレードは、「nomino global」の提供を通して、日本企業が海外販路を獲得することを支援していく。海外への販売後の返品や滞留在庫課題に対しては再流通サービスを提供することで、入口から出口までスムーズに日本商品が世界で流通する未来に貢献していく予定だ。

人材採用と市場の成長性



ユアトレードは、グローバルな市場に挑戦したい人材を求めている。世界の越境EC市場は2021年には市場規模が7,850億米ドルに達し、2030年には7兆9,380億米ドル(約1,190兆円)に拡大すると予測されている。越境EC市場における日本の存在感は、その経済規模に比べて圧倒的に低い状況だ。ユアトレードは、デジタルインフラと持続可能なサプライチェーンの構築を通じて、この成長する市場で確固たるポジションを築いていく。

投資家コメント



今回の資金調達には、ジェネシア・ベンチャーズ、ANRI株式会社、株式会社環境エネルギー投資(EEI)、アーキタイプベンチャーズ株式会社、株式会社日本政策金融公庫、株式会社商工組合中央金庫などが参加している。投資家からは、ユアトレードのビジネスモデルや成長性に対する期待が寄せられている。

ユアトレードの代表取締役社長である柳澤裕人氏は、今回の資金調達について次のようにコメントしている。



「ユアトレードは台湾で再流通事業を開始し、国際流通領域をなめらかにする事業体としての価値貢献に集中してきました。その中で構築したシステムやオペレーションを今後、他国展開やマルチプロダクト展開に活かし更なる事業成長とグローバルでの価値貢献体制の実現を目指していきたいと考えています。国際流通領域は巨大で複雑、ステークホルダーが多いことに加えて、消費トレンドや国際情勢から大きな影響を受けます。また、テクノロジーにより海外消費者との繋がり方が変わり、今後さらに大きく変容していくと思われます。ユアトレードはその中で、消費者、販売者、地球がよりよい形でつながり、国際流通領域において入り口から出口まで滑らかに価値が繋がる世界を築いていきます。ユアトレードの事業活動にご期待ください。引き続き宜しくお願い致します。」

ユアトレードが目指す未来



ユアトレードは、国際流通の課題解決と、持続可能なサプライチェーンの構築を通じて、グローバル市場で存在感を高めようとしている。同社の今後の事業展開に注目したい。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

会社情報

会社名
ユアトレード株式会社
住所
東京都渋谷区桜丘町26番1号セルリアンタワー15階
電話番号
03-6822-0941

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。