刺し子プロジェクト
2025-12-16 11:18:58

福祉とクリエイティブの融合、宇都宮発「刺し子」プロジェクトの魅力

福祉とクリエイティブを融合させる挑戦



2023年12月5日、栃木県宇都宮市を拠点にする株式会社TOMOS companyが、Dentsu Lab Tokyoと手を組み、 SASHIKO(刺し子)を使ったユニークなインスタレーション作品を発表しました。このプロジェクトは、福祉事業所のクリエイティビティとテクノロジーを融合させる革新的な取り組みとなりました。

SASHIKOとBORO、古き良き技術の再発見



TOMOSは、刺し子や襤褸(ぼろ)を用いたブランド「TERAS」を展開しています。このたびの取り組みは、福祉の視点からブランドを創出する新しいモデルを体現しており、製品が日常品を超えてテクノロジーとアートの境界を超える可能性を示しました。

Dentsu Lab Tokyoがディレクションを担当し、専門技術のtechikaが技術的な実装をサポートし、反射材を提供する丸仁と共同プロジェクトが進められました。TOMOSは今回のプロジェクトの中心としてSASHIKOの制作とディレクションを行っています。

プロジェクトの概要



今回のプロジェクトは「UP-CYCLING POSSIBILITY 第2弾」として、Dentsu Lab Tokyoのアップサイクルプロジェクトの一環です。古い物品や壊れたアイテムに新たな価値を見出し、テクノロジーとアートで再生させることを目指しています。

本プロジェクトでは、刺し子の技術を使用し、導電糸を布に組み入れることで、持っている古い布の意味や価値を再確認できるような「インターフェース」を新たに創り出しました。

展示される作品たち


  • - ランプシェード: 襤褸を継ぎ合わせた素材に導電糸を施し、触れることで音の明るさを感じられる作品。
  • - 半纏(はんてん): 動きに応じて音が鳴る仕組みを取り入れたもので、子どもの成長を願うデザインが施されています。
  • - トートバッグ: 光を反射する糸で刺し子が施され、使う人の安全を守る役割を果たします。

TOMOSの新たな挑戦



TOMOSは、物が壊れた時や使われずにいるアイテムとの新しい向き合い方を示唆することを目的としています。すでに存在するものに新たな価値を与えるこの活動を通じて、生活の中にそうした意識を浸透させることを目指しています。新しい製品や作品を生み出すことだけでなく、生活する中での環境への配慮も追求しています。

TOMOSはこのプロジェクトを通じて、SASHIKOやBOROの持つ可能性を再確認し、今後も様々なコラボレーションを通じてさらなるクリエイティブの発展に取り組んでいきます。

イベント詳細



「Dentsu Lab Tokyo OPEN LAB 2025」は、2025年12月5日に東京都港区の電通ホールで開催予定です。新たなクリエイティブを体験できるこの機会に、多くの新作プロトタイプが一堂に展示される予定です。

まとめ



TOMOSとDentsu Lab Tokyoのコラボレーションによって、伝統的な刺し子技法が現代のテクノロジーと見事に融合しました。このプロジェクトを通じて、福祉とクリエイティビティの新しい可能性が示され、多くの人々にインスピレーションを与えることでしょう。今後の進展から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社TOMOS company
住所
栃木県宇都宮市松原2丁目5-14
電話番号

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