第10回 専門学校・高等専門学校対象セキュリティコンテスト
三井物産セキュアディレクション株式会社(MBSD)と株式会社ビーアライブが共同で開催する「MBSD Cybersecurity Challenges 2025」が、2025年11月17日まで応募を受け付けています。このコンテストは、専門学校や高等専門学校に在籍する学生を対象にしたセキュリティ分野での実践的な挑戦の場です。
コンテストの目的
近年、サイバーセキュリティの重要性が増しており、企業や組織は高いセキュリティ対策が求められています。しかし、日本国内ではセキュリティに対応できる人材が不足している現状があります。このような背景を踏まえ、学校教育にもセキュリティ関連のカリキュラムが導入されていますが、現実的な実習を行う場は限られています。
そこで、MBSDが主催するこのコンテストでは、実際のWebサイトに潜む脆弱性を発見するという具体的な課題が設定されています。これを通じて参加者は、セキュリティ業務を仮想体験しながら、セキュリティの理解を深めることが期待されています。また、競争という形式を取り入れることで、より多くの学生にセキュリティへの関心を促す狙いもあります。
第10回の課題
今回の主題は「Webサイトに潜む脆弱性を見つけ出す」ことです。この課題では、学生たちは与えられたWebサイトに潜む問題点を調査し、その結果を報告書としてまとめ、運営企業に提出します。この具体的な実務体験を通じて、参加者はセキュリティの現場における課題を理解し、自身のスキル向上に繋がることが期待されています。
コンテストの参加者数の増加
「MBSD Cybersecurity Challenges」は、2016年に第1回が開催されて以来、毎年約30校以上の専門学校が参加しています。これまでに延べ224校から632チーム、2,300名以上の学生が挑戦し、知識を深めてきました。この活動を通じて、参加者の中にはセキュリティ分野に興味を持ち、進路をセキュリティ関連の職業へと選択する学生も増えてきています。
コンテストの詳細
- - 主催: 三井物産セキュアディレクション株式会社
- - 後援: 一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団、一般社団法人 全国専門学校情報教育協会
- - 事務局: セキュリティコンテスト事務局(株式会社ビーアライブ内)
- - 参加資格: 専門学校または高等専門学校在籍の学生
- - 応募締切: 2025年11月17日(月)
- - 最終審査会: 2025年12月12日(金)
- - 表彰: 最優秀賞を含む3つの賞が発表される予定
期待される未来
10周年という節目を迎えた今回のコンテストでは、過去の成果を振り返るだけでなく、今後も多くの学生がセキュリティの重要性を理解し、新たなキャリアを切り拓いていくことが期待されています。このコンテストがきっかけとなり、新たなセキュリティ人材が育成されることを願ってやみません。
コンテストの詳細や応募要項については、
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