男鹿市の観光再生プロジェクト
2024-03-22 11:31:27
秋田・男鹿市が観光再生事業に採択!地域活性化に向けた大型プロジェクト始動
秋田・男鹿市、観光再生プロジェクト始動!
秋田県男鹿市が、観光庁の令和5年度事業「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」に採択されました。この採択を受け、株式会社男鹿まち企画を中心とした地域活性化プロジェクトが本格的に始動します。
株式会社男鹿まち企画は、クラフトサケ醸造所「稲とアガベ株式会社」と株式会社NEWLOCALによる合弁会社で、2023年3月22日に設立。1周年を迎えた今年、この大型プロジェクトの中核を担います。
プロジェクトの柱となるのは、以下の2つの施設の改修です。
①旧船川港湾労働者会館の再生:
男鹿駅前に位置する旧船川港湾労働者会館は、「うみまちホテル」として生まれ変わります。客室14室、レストラン、サウナを備えたこのホテルは、男鹿半島を巡る観光客の拠点となることが期待されています。三菱地所設計がアドバイザーとして参画し、2024年夏前の着工、年内完成を目指しています。
②旧進藤鉄工所の再活用:
廃墟と化した旧進藤鉄工所は、ジン蒸留所、バー、ショップ、イベントスペースなどを備えた複合施設として生まれ変わります。酒粕を使ったジンの蒸留所は、2024年夏頃の着工を予定。食と酒を愛する人々を呼び込み、地域経済の活性化に貢献することが期待されています。
その他、今後の事業展開として以下の計画があります。
旧保養所の高級宿へのリノベーション(時期・内容未定)
鵜ノ崎海岸のブランディングと整備(時期・内容未定)
* らくいんビルのレトロビルとしての再開発(時期・内容未定)
これらの事業を通じて、男鹿市の魅力を再発見し、新たな観光客を呼び込むことで、人口減少に歯止めをかけることを目指しています。
男鹿市の現状と課題
男鹿市は、面積241.09平方キロメートル、人口約23,507人(2023年2月1日現在)の美しい自然に恵まれた地域です。ユネスコ無形文化遺産に登録されている「なまはげ」でも有名です。しかし、近年は人口減少が深刻な問題となっており、毎年2~3%の人口減少が続き、2040年には人口が半減すると予測されています。
株式会社男鹿まち企画の取り組み
男鹿まち企画は、「男鹿から未来を醸す」をビジョンに掲げ、地域資源を活かした持続可能な地域づくりを目指しています。今回のプロジェクトは、そのビジョンを実現するための重要な一歩です。代表取締役の岡住修兵氏は、クラフトサケ醸造だけでなく、レストランや食品加工所なども経営しており、地域経済活性化への強い意欲を持っています。取締役の石田遼氏(株式会社NEWLOCAL代表)は、都市開発や公共政策に豊富な経験を持つ人物であり、プロジェクトの成功に大きく貢献すると期待されています。
今後の展望
男鹿まち企画は、今回の事業を成功させることで、男鹿市を新たな観光の拠点として確立し、地域経済の活性化、ひいては人口減少問題の解決に貢献することを目指しています。このプロジェクトが、地方創生モデルとして全国に広がる可能性も秘めていると言えるでしょう。今後の展開から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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株式会社NEWLOCAL
- 住所
- 中央区日本橋小舟町14-7 SOIL Nihonbashi 401
- 電話番号
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