新たな挑戦を求めて
2025年6月25日、水曜日。東京都墨田区の産業共創施設「SUMIDA INNOVATION CORE」において、ものづくり企業の連携を深めるためのセミナー『つながる広報。世界への挑戦』が開催されました。主催はPRの民主化を掲げるファンピッキング株式会社であり、浜松市との共同プロジェクトとしても注目を集めました。
ものづくりのまち浜松と墨田区の共鳴
浜松市は「ものづくりのまち」として知られ、優れた技術力を誇ります。同じくものづくりに力を入れている墨田区と今回のイベントでは、相互の強みを生かした交流が図られました。
セミナーには、多様な企業が参加し、特に静岡県浜松市に本拠地を置く企業に焦点を当てた事例発表が行われました。このような取り組みを通じて、企業同士が繋がり、国内外への展開を狙う様子が伺えました。
セミナーの内容
イベントは、参加者のネットワーキングを促進する目的も兼ねており、さまざまな分野の専門家による講演が行われました。グローバルな展開を目指す企業の成功事例や、パートナーシップを築く重要性が語られ、具体的なステップや成功するためのノウハウが共有されました。
また、セミナーの後半には、浜松市の名だたる酒蔵である花の舞酒造が提供した日本酒のテイスティングも行われました。参加者は、地元の素材にこだわった日本酒を楽しみながら、互いに意見交換を行いました。
登壇者の紹介
訪れた企業の中でも、特に注目を集めたのがリンクウィズ株式会社の代表取締役、吹野豪氏の講演です。彼は、3次元スキャナ事業の専門家として企業の技術革新に貢献しており、海外展開の重要性を強調しました。彼のメッセージは、物作りにおける挑戦を愚直に続けることの大切さでした。
また、株式会社PR TIMESの高田育昌氏も登壇し、政府とメディアとの関係構築の経験を基に、企業がどのようにPR活動を通じて成長することができるかを解説しました。特に、広報活動が企業のブランド力向上に直結することを実例を交えて話していただきました。
交流の場としての意義
交流会では、新しいつながりが生まれる瞬間が数多く見られました。参加者同士が意見を交わし合う中で、何か新しいアイデアが生まれたり、ビジネスの提携が視野に入ったりする光景は、まさに「つながる広報」というテーマに沿ったものでした。
日本酒テイスティングの経験も、参加者にとっては特別な魅力のひとつでした。地元静岡の米と水で醸造された日本酒を味わうことで、さらに地域に対する理解や愛着が深まったことでしょう。
参加者の声
参加者の中には、こうしたイベントが刺激的であると同時に、ビジネスの可能性を広げる貴重な体験であると感じている方が多く見受けられました。特に、中小企業にとって、こうしたセミナーに出席することは、新しい視野を得る絶好のチャンスです。
最後に、参加者は各自が得た知識やネットワークを活かし、今後のものづくりの発展に寄与できることを期待して、セミナーを後にしました。今後もこうした取り組みが続くことで、浜松市と墨田区が手を取り合い新たな地平を切り開くことを期待しています。