タイの古都アユタヤがミシュランガイドに選出
2021年末に発行予定のミシュランガイド2022年タイ版に、歴史的な魅力を持つアユタヤが新たに対象地域として追加されることが決定し、タイの食文化や観光地としての注目が集まっています。アユタヤは、古代からの文化遺産が息づく魅力的な都市で、1991年にユネスコの世界遺産に登録されたことからもその重要性が伺えます。
ミシュランガイドに見るアユタヤの魅力
今回のガイドでは、バンコク、チェンマイ、プーケットとともに、アユタヤが第5の都市として特集されています。この街は、古典的な魅力と現代的な要素が融合し、訪れる全ての世代にとって訪れる価値のある観光地として評価されています。特に、アユタヤのガストロノミー(美食)は、多様なローカルアトラクションとともに観光客を惹きつけるポイントとなっています。
ミシュランガイドのインターナショナルディレクターであるグウェンダル・プレネック氏は、「アユタヤはタイの食文化遺産を代表する至宝の一つです。市内には古くから続くレストランや、リノベーションされたビルに新たにオープンしたカフェなど、多彩な飲食店が共存し、ユニークな食の体験を提供しています」と語っています。
アユタヤの多文化融合
アユタヤがタイの首都だった時代から、外国人入植者との交流や影響が見受けられます。例えば、インドやペルシャからの影響を受けた「マッサマンカレー」や、ポルトガルが伝えた「トーンイップ」や「トーンヨット」といったデザートがその代表例です。これらの料理は、アユタヤの多様な食文化を象徴しています。
食品市場や地元の飲食店では、地元産の新鮮な食材を使った料理が楽しめ、観光客にとっても印象に残る体験となるでしょう。また、アユタヤは鉄道やフェリーの便が良く、アクセスも便利です。
観光スポットとアクティビティ
アユタヤには、歴史的な寺院や外国人居留地の跡、さらにはミュージアムなど、観光スポットが盛りだくさんです。特に「クリルク・ヨーンプン(Krirk Yoonpun)個人コレクションのミリオントイミュージアム」や「タイボートミュージアム」は、ユニークな体験を提供しています。また、リバーボートツアーも見逃せません。
■ 公式コメント
タイ国政府観光庁のユタサック・スパーソーン総裁は、「アユタヤの魅力は食文化だけでなく、歴史や文化の面でも訪れる価値があります。最新のミシュランガイドを通じて、多くの人々がアユタヤの魅力に気づくことを期待しています」と述べています。
アユタヤは、その豊かな歴史と文化、さらには美味しい料理によって、訪れる人々を魅了し続けることでしょう。興味を持った方は、ぜひ次回の旅行先としてアユタヤを考えてみてはいかがでしょうか。詳細な情報や最新の情報は、
ミシュランガイド公式サイトで確認できます。