循環型ファッションの未来を切り拓く「Cirbric Project」とは
プロジェクトの背景
株式会社メルローズが法政大学と共同で企画した「Cirbric Project」は、循環型ファッションを目指し、持続可能な衣服づくりに挑戦しています。このプロジェクトは、2022年にスタートし、4年間の研究・開発を経て、ついに初のコレクションが登場します。特に注目されるのは、残反を素材として活用したファッションアイテムが揃っている点です。
残反の有効活用
残反とは、衣服製造の過程で余ってしまった生地のことを指します。これまで廃棄されてしまうことが多かったこの残反を、メルローズでは価値ある資源として再利用しています。良質な生地が活用されることで、新たな環境負荷を減らし、サステナブルなファッションへの第一歩を踏み出しています。
学生のクリエイティビティ
プロジェクトに参加する学生たちのクリエイティブな発想が生かされており、彼ら自らがモデルとなってコーディネートを披露します。このコーディネートは、古着や家庭に受け継がれたアイテムを取り入れたもので、資源の循環だけでなく、個々の記憶や文化の循環も感じ取れる内容になっています。
プロジェクト名「Cirbric」は、資源の循環を意味する"circular"と布を意味する"fabric"を掛け合わせた造語です。この名称に基づき、デザインと環境への配慮を両立させた持続可能なファッションを模索しています。
商品ラインナップの紹介
プロジェクトから生まれたアイテムは、以下の通りです:
- - スタンダードB.Dシャツ(3種各,900円)
- - テーラードダブルジャケット(1種,900円)
- - チェックスカート(2種各,900円)
これらの商品は、9月19日より公式ECサイト「MELROSE STORE」で販売が開始される予定です。リンク:
MELROSE STORE
環境への影響への認識
学生たちのプロジェクトへの情熱は、アパレル業界が環境に与える影響を理解した上でのものです。特に、CO₂排出の観点から、衣服のライフサイクルを考慮し、残反の活用や廃棄衣服の繊維へのリサイクルを推進しています。これにより、持続可能な衣服づくりの実現への道を開いているのです。
プロジェクトの将来
メルローズは学生たちと共に、この取り組みを通じて新たな価値を創造し続けることを目指しています。アパレル業界の変革を促進し、資源の循環やファッションの楽しさを同時に実現する挑戦は、今後ますます注目されることでしょう。
様々なチームが参加する金藤Aゼミも、持続可能なビジネスデザインの構築をテーマに、新しいカタチのファッションを生み出す努力を続けています。興味のある方は、ぜひプロジェクトのInstagramや特設ページで最新情報をチェックしてみてください。
金藤AゼミInstagram
Cirbric Project特設ページ
本プロジェクトが、アパレル産業に新しい風を吹き込むことを期待しています。