インドネシア東ジャワ州での「TOFAS」導入の動き
株式会社スプリックスは、この度インドネシア共和国の東ジャワ州内の4つの都市において、教育局との間で覚書を交わしました。これにより、スプリックスが提唱する国際基礎学力検定「TOFAS」(Test of Fundamental Academic Skills)が一般の公立および私立小中学校に導入されることとなります。さらに、今後は他の都市でもTOFASが拡大される見込みであり、州全体で大規模な受験が予定されています。
TOFAS導入の背景
2021年に始まったTOFASは、すでに世界51カ国で750万人以上の受験者を抱え、急速に導入が進行しています。インドネシアでも以前から他の都市での導入が行われていましたが、これまでの実績を土台に、人口4,000万人を超える東ジャワ州の教育局と具体的な取り組みへと発展しました。これにより、州内の都市にもさらなる展開が期待されています。
覚書の締結式
2024年7月にはトゥルンアグン、コタ・ブリタール、カブパテン・ブリタール、トレンガレックの4都市の教育局で調印式が行われました。調印式には、教育局の関係者や校長など、200名以上が出席し、TOFASだけではなく、スプリックスの学習ソリューションへの関心も高まっています。
教育局長のコメント
トゥルンアグン教育局長のラハディ ピピット局長は、インドネシアの子どもたちの計算力や読解力が他国と比べて低い水準にあることを懸念しています。彼はTOFASと日本との比較データに驚きを示し、教育の改善に向けた取り組みが急務であると述べました。
「TOFAS導入は子どもたちだけでなく、我々教育局にとっても非常に有益です。公立と私立の全ての小中学校での実施を決定しました。これはインドネシアと日本の教育協力を象徴する大切な一歩です」と、有益な教育環境の確立を期待するコメントを寄せました。
スプリックスの立場
スプリックスの海外事業部マネージャーである安岡大輔は、東ジャワ州でのTOFAS導入に際し、初期から多くの都市で展開を受け入れてくれたインドネシアに感謝の意を表しました。「このプロジェクトが地域の子どもたちの学びや未来に寄与することを願っています」と改めて宣言しました。東ジャワ州のように広範囲にアプローチできることで、さらなる可能性が見えてくると期待を込めています。
まとめ
スプリックスによるTOFASの導入は、インドネシアの教育に新たな風を吹き込むことが期待されています。子どもたちの基礎学力向上に寄与し、今後の国際的な教育基準の向上を支えていくことを目指します。スプリックスが提供する学習の機会は、世界中の子どもたちの未来を明るく照らすものとなるでしょう。