イヤフォンと耳トラブル
2021-07-09 11:00:13
コロナ禍におけるイヤフォン利用増加と耳トラブルの実態
コロナ禍におけるイヤフォン利用増加と耳トラブルの実態
新型コロナウイルスの影響により、在宅勤務やオンライン授業が増えた結果、イヤフォンやヘッドフォンの利用時間が急増しています。この変化が耳に与える影響について調査したところ、多くの人が耳のトラブルを経験していることが明らかになりました。
イヤフォン・ヘッドフォンの利用状況
調査によると、18歳から69歳の男女10,000人のうち、46.4%が普段イヤフォンやヘッドフォンを利用していることがわかりました。コロナ禍以降、利用時間が「増えた」と回答した人は32.4%に上り、特に自宅でゲームや動画、ラジオを視聴する際に長い時間利用していることが多いです。これに伴い、平均利用時間も「1時間から3時間未満」と「30分から1時間未満」がそれぞれ33.1%、29.4%と高い割合を占めています。
耳のトラブルの現状
興味深いことに、調査対象者のうち、コロナ禍で耳のトラブルを経験した人は42.8%に達しました。具体的な症状では「耳の中がかゆい」が49.6%、「耳鳴り」が27.4%、「耳が聞こえにくい」が24.0%と報告されています。これらの症状に苦しんでいる人々は、耳トラブルが発生した際に病院を受診する割合が高く、受診した人の中では「難聴」や「中耳炎」、「外耳炎」という診断が行われるケースが多数あります。
病院受診の傾向
1日のイヤフォンやヘッドフォンの利用時間が長い人ほど、耳のトラブルで病院を受診した割合が高い傾向にあります。例えば、3時間以上使用していたグループでは37.8%が受診したと回答しています。診断された内容は、難聴が最も多く32.6%、次いで中耳炎が26.4%、外耳炎が24.2%と、深刻な症状も報告されています。
耳トラブルの原因
耳のトラブルが発生する原因としては、「ストレスや疲れ」、さらには「耳掃除のしすぎ」、「イヤフォンやヘッドフォンの長時間使用」、「耳垢」などが多く挙げられています。これらの要因が絡み合い、耳に負担をかけることでさまざまな症状が引き起こされていることがわかりました。
まとめ
コロナ禍におけるイヤフォンやヘッドフォンの利用増加は、便利さをもたらす一方で耳のトラブルを引き起こす要因ともなっています。これからは、適切な使用時間や耳のケアを意識することが、健康的な耳を維持するために重要です。耳専用の治療薬「パピナリン」などの医薬品を活用し、耳の不調を防ぐことも有効でしょう。健康な生活を送るために、まずは自分自身の利用習慣を見直してみてはいかがでしょうか?
会社情報
- 会社名
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原沢製薬工業株式会社
- 住所
- 東京都港区高輪三丁目19番17号
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