SERENDIPがビジネスパーソンのコミュニケーション能力を飛躍的に向上させる
情報工場とNTTデータ経営研究所は、書籍ダイジェストサービス「SERENDIP」を用いて、ビジネスパーソンの思考や行動、ワークパフォーマンスの変化を検証する共同実験を行いました。この実験では、参加者が異なる知識や視点に触れることで、彼らのコミュニケーション能力やアイデア創出の意欲にどのような影響があるかを明らかにしました。
実証実験の概要
実験は4週間にわたり行われ、NTTデータ経営研究所の従業員を対象に、SERENDIPを利用する前と2週間後、そして4週間後の3時点でアンケート調査を実施しました。参加者は通常の業務の合間にSERENDIPを自由に利用し、各時点での変化を測定しました。
目に見える3つの変化
実験の結果、参加者からは次の3つの顕著な変化が観察されました。
1.
思考の選択肢が広がる
多様な知識に触れることで、参加者は状況に応じた柔軟な思考を持つようになりました。「正解が一つではない状況」においても、さまざまな選択肢を考慮することが可能となり、新しいアイデアの創出や課題解決につながる基盤が形成されました。
2.
コミュニケーションへの自信が向上
異なるバックグラウンドを持つ人とのコミュニケーションに対する心理的ハードルが低下し、初対面の相手との会話や異分野の専門家との交流がリラックスして行えるようになったと多くの参加者が実感しました。この変化は、部門を越えた協働やイノベーション創出において非常に重要な要素です。
3.
革新的なアイデアの導入意欲が高まる
職場に新しいアイデアを持ち込もうとする意識が顕著に向上しました。多くの企業が求める“変革マインド”が醸成されるきっかけとなったことは、この実験の大きな成果の一つです。
評価指標と結果
実験終了後、参加者は専門外の情報を理解することに対する認知的負荷が低下したほか、知識を共有する意識や自己評価によるワークパフォーマンスも向上する傾向が確認されました。この成果は、特にSERENDIPを多く利用した参加者で顕著でした。
1.
視野の広さ
「どんな状況においても自分には多くの行動の選択肢がある」という認知的柔軟性が得られ、約8.5%の上昇が見られました。
2.
コミュニケーション自信の向上
異なる文化や専門性を持つ人々との交流においてリラックスできる自信が、8.8%向上しました。
3.
アイデア実現の意欲
革新的なアイデアを組織に持ち込む意欲が、11.2%の上昇を見せました。
今後の展望
今回の実験から得られた成果は、今後も継続的に検証し、企業内部に「情報ノイズ」に触れる機会を設けることで、認知的柔軟性やコミュニケーション能力、ひいては組織の変革行動を促進する可能性があることを示唆しています。情報工場とNTTデータ経営研究所は、今後もこの研究を進め、新たな組織開発や人財育成の手法を探求していく所存です。
まとめ
SERENDIPの活用によって、ビジネスパーソンが異なる知識や視点に触れ、思考の選択肢を広げることができる絶好の機会となり、その結果としてコミュニケーションの自信や革新に対する意欲が高まることが確認されました。これらの変化は、現代のビジネス環境において特に重要な要素となるでしょう。