栗原心平さんと共演のアニメCM、料理の魅力を描く新作が登場

「料亭の味」の魅力を新たに伝えるアニメCM

2025年1月16日（木）より、マルコメ株式会社が提供する「料亭の味」ブランドの新しいアニメCM「料理ってすごいね篇」が全国で放映開始されます。

このCMは、1982年に誕生した「料亭の味」ブランドにスポットを当て、アニメを通じてその魅力と世界観を伝え続けてきたTV-CMシリーズの13作目。そのテーマは、家族の絆を描いたものです。これまでの12作品では、家族の温かい雰囲気やみそ汁を囲むシーンを描き、視聴者に愛されています。

料理を通じた親子の成長ストーリー

今回は、料理家である栗原心平さんと彼の息子、廉平くんの実話をもとにしたストーリーが展開されます。廉平くんが幼なじみの姉妹から「料理をごちそうしてほしい」と言われたことをきっかけに、父にカレーの作り方を教えてもらうことになります。

このCMは、アカデミー賞受賞歴を持つ映像制作会社「ロボット」が手掛けており、栗原さんは実際に親子役として声を担当。彼の日常を描いたストーリーは、視聴者に感動を与えることが期待されています。

笑顔の力を伝えた瞬間

CMの中では、まず廉平くんが父にカレーの作り方を教えてほしいと頼むところから始まります。栗原さんは驚きつつも息子をサポートし、スーパーでの買い物でも思わぬ展開が。豚肉を使う予定が、廉平くんが牛肉を持ってきてしまうシーンには、思わず笑ってしまいます。父の心の声がユーモラスに描かれており、親子の微笑ましいやり取りが印象的です。

カレー作りを通じて、廉平くんは自らの腕を磨きながら成長していきます。毎回、料理の進行と共にその表情が変わっていく様子が、栗原さんの目にも新たな感動をもたらし、親子の絆を強くする要素となります。

料理が育む家族の絆

作品のクライマックスでは、完成したカレーを幼なじみの姉妹にふるまうシーンが描かれています。「栗原家の大喜びカレーとオクラと豆腐のおみそ汁です！」という廉平くんの元気なアナウンスに、姉妹たちも歓声を上げて喜ぶ姿が印象的です。また、廉平くんの照れた笑顔が、料理を通じて人を幸せにする力を象徴しています。

夜には、お風呂でのセリフ「お父さん、料理ってすごいね」が、親子のコミュニケーションの締めくくりとなります。栗原さんは“今さらかよ”と少し呆れつつも、息子の言葉に微笑む姿が感動的です。

制作に込められた思い

今回のCMでは、栗原心平さんのストーリーを忠実に再現するため、制作スタッフは何度もインタビューを重ね、リアルな家庭の温かさを描き出しました。料理の細部に至るまで実際に確認した結果、本物のカレーも振る舞われ、スタッフもその味に舌鼓を打ったとのことです。

また、栗原さんの飼っている猫も登場するなど、制作の細部に至るまで愛とこだわりが注がれています。栗原さん自身が声の収録に参加し、そのスムーズさも印象的でした。

今作は、親子の成長を描きつつ、料理の楽しさやその持つ力について、より多くの視聴者に伝えたいという思いが込められています。家庭での食卓を囲む大切さや、料理が絆を強める要素であることを感じてもらえることでしょう。