菰野町に新たなデジタルアプローチが登場
三重県の菰野町では、令和8年1月5日から役場庁舎に新しいAI接客サービスである「AIさくらさん」の導入が決定し、これに伴い12月24日(水)にはお披露目式が行われます。AIさくらさんは、町民や来庁者に向けた案内業務をよりスムーズに行うための革新的な取り組みです。
お披露目式では、AIさくらさんの紹介、実際に町民からの問い合わせに対応するデモンストレーション、そして菰野町長からさくらさんへ任命書が交付される予定です。このイベントでは、AIさくらさんのオリジナルデザインも初めて公開されるため、多くの期待が寄せられています。
AIさくらさんの特徴と導入の目的
AIさくらさんは、株式会社ティファナ・ドットコムが提供する対話型AIサービスで、音声やテキストによる質問応答を通じて、役場での受付業務や問い合わせ対応を効率的に行うことができます。AI技術のニューウェーブを取り入れたこのシステムは、自己学習機能を備えているため、使用されるほどに回答精度が向上するのが大きな特徴です。
菰野町では、このAIシステムを導入することにより、役場庁舎の来庁者に対して有用な情報をタイムリーに提供し、利用客の利便性を大きく向上させることが期待されています。特に、高齢者や外国人の方々へのサポートにも力を入れているとのことです。これにより、誰もが安心して役場を訪れることができる環境の構築を目指しています。
今後の展望
菰野町役場では、AIさくらさんの導入はこれにとどまらず、令和8年2月以降に代表電話への対応や公式ホームページのチャットボット機能にも順次導入を進める計画です。これによって、役場における業務のデジタル化を一層推進し、住民と役場の距離を縮めることが目指されています。
菰野町のこの新しい取り組みは、住民に寄り添った「やさしいDX」を体現するとともに、行政業務の効率化を図るものです。今後、AIさくらさんが町の顔として多くの方に親しまれ、役立てられることを願っています。
詳細な情報については、ぜひ広報こものの12月号をご覧いただき、お披露目式の予定や今後のAIさくらさんの活動について確認してください。菰野町がどのようにデジタル化を進めているのか、その成果を楽しみにしたいですね。