助太刀くん資金調達
2017-08-21 08:00:08
建設業界の革新を目指す「助太刀くん」が5000万円を調達
建設業界の新たな風「助太刀くん」
建設業界において、職人と現場監督を結ぶアプリ「助太刀くん」を運営する株式会社東京ロケットが、約5000万円の資金調達を実施しました。この資金は、エンジニアの積極的な採用やサービス拡充に充てられ、さらなる成長を目指しています。
資金調達の目的と背景
出資を受けたのはジェネシア・ベンチャーズとKLab Venture Partnersで、両社の支援によって、アプリの開発や運営体制を強化することが期待されています。今後は、2017年9月に予定されている「助太刀くん」のWeb版リリースを控えています。アプリの事前検討段階から、中堅ゼネコンからは大きな期待と声援が寄せられており、業界内外でその需要の高まりが窺えます。
建設業は、日本の経済において29.4兆円の規模を誇り、約500万人が従事していますが、近年は慢性的な人手不足が深刻化しています。「助太刀くん」は、現場と職人のマッチングプラットフォームを通じて、この問題を解決することを目指しています。
助太刀くんが解決する課題
建設業界における職人の手配は、依然として仲間からの紹介や電話依頼など、アナログな手法に依存しています。このため、職人たちは取引先が限られ不安定な雇用環境にさらされています。「助太刀くん」は、職人が必要な情報をオンタイムで受け取ることが可能にし、より多くの選択肢を与えることで、雇用の安定化を図っています。
また、建設業界においてもICT化が進んでいますが、職人の手配に関してはその流れが鈍いままです。「助太刀くん」の導入は、業界の効率化にもつながると期待されています。
使いやすさと柔軟性
「助太刀くん」は、スマートフォンで簡単に仕事を受発注できる仕組みを特徴としており、受注時には「職種」と「居住地」を入力するだけで、自分が行ける現場情報が自動で届きます。また、発注者は現場ごとの細かい条件を設定することで、最適な職人に直接仕事を依頼できるため、作業の効率も向上します。
さらに、外国人労働者の活用も視野に入れており、アプリの多言語対応を進める予定です。特に、中国語によるサポート体制の確立が計画されています。
株式会社東京ロケットについて
東京ロケットは、2017年に設立された企業で、代表の我妻陽一氏は電気工事業界での豊富な経験を背景に、職人と現場のマッチングを目指しています。また、台湾出身の経営者と共に運営しており、多様な視点からの開発が進められています。
今後も「助太刀くん」と東京ロケットの動向から、目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 助太刀
- 住所
- 東京都新宿区西新宿六丁目18番1号住友不動産新宿セントラルパークタワー14階
- 電話番号
-
03-6258-0906